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(2010/12/06)

【2010エンタメ総括】アイドル、K-POP…新たなムーブメントで市場に活気

 46週経過時点での2010年度音楽ソフト累積市場規模(2010年1/11付〜11/22付での暫定値)は2847.3億円で、対前年同期比94.4%となった。盤種別では、アルバムが前年比減、音楽DVDが前年比増とそれぞれ昨年までの傾向をそのまま引き継いだ形だが、シングルは09年が前年同期比90.3%だったのに対し、2010年は同106.6%とプラスに転じている。12月末時点でもプラスを維持するようであれば、05年以来5年ぶりとなる前年比増が見込まれる。CDセールスが落ち込み暗い話題が多かった音楽業界において、シングルセールス回復のニュースは大きな話題となった。

 そんな2010年の音楽市場に大きく貢献したのが、昨年以上ともいえる嵐の活躍だ。48週経過時点(09年12/28付〜2010年11/22付)での累積アーティストトータルセールス(ATS)では、嵐が合計売上金額を168.3億円として、2位以下を大きく引き離しダントツのトップに。同じく年間ATSトップとなっていた09年の嵐の総売上額は144.6億円(53週分/08年12/22付〜09年12/21付)で、今年はこれを9/20付時点(39週経過時点)で上回っている。

 09年の1年間で嵐がリリースしたのは、シングル4作、アルバム1作、音楽DVD2作。これに対し、2010年年初から9/20付時点までのリリース点数は、シングル4作、アルバム1作、音楽DVD1作で(その後、シングルをプラス2作リリース)、今年はリリース点数が音楽DVD1作分少なかったにもかかわらず、昨年を大きく上回るペースで売上を積み上げてきたことからも、彼らの勢いがさらに増していることがわかるだろう。

 続いて嵐の作品をカテゴリー別に見ていくと、DVDでは、4月にリリースした『ARASHI Anniversary Tour 5×10』は、初動売上47.7万枚/27.7億円を記録し、音楽DVDにおける歴代最高初動売上記録を枚数、金額ともに更新。同作の累積売上金額は6/28付で40億円を突破しており(11/22付現在では45.1億円)、歴代で初めて40億円以上を売り上げた音楽DVD作品となった。

 シングルでは、11月リリース「果てない空」の初動売上は57.2万枚/8.2億円で、シングルにおける自己最高初動売上記録を、枚数、金額ともに更新。また、09年にリリースしたシングル4作の平均初動売上が44.5万枚/6.2億円だったのに対して、2010年にリリースしたシングル6作の平均初動売上は51.9万枚/6.8億円。シングル、音楽DVDとも、デビュー11年目にしてなお、1作当たりのセールス水準が上昇している。

 アルバムも8月リリースの『僕の見ている風景』が初動売上73.1万枚/27.8億円を記録。オリジナルアルバムでありながら、自己最高初動売上を記録していた09年のベスト盤『All the BEST! 1999-2009』(初動75.3万枚/27.9億円)と同等な水準となった。

 なお、シングルではAKB48、アルバムではいきものがかり、音楽DVDでは東方神起がそれぞれ嵐に次いで、累積売上額2位となっている。ATS上位アーティストに共通しているのは、コアなファンだけでなくライトユーザーも掴んでいる点だ。さらに今年は、東方神起や韓国ガールズグループがK-POPシーンを、AKB48がアイドルシーンをお茶の間にまで広げ、エンタメ業界全体が活気付いた年でもあった。彼らのファンの多くは、関連グッズのひとつとしてパッケージを購入する傾向にあり、それがシングルセールスの前年比増の要因のひとつになった。2011年は今年以上に、多くのユーザーに訴求する魅力的なアーティストやエンタメ作品が登場し、市場が活性化することを期待したい。


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