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(2010/07/22)

記録樹立なるか、『龍馬伝』関連書 弥太郎関連書も人気

 放送前から大きな話題を呼び、高視聴率をキープし続けるNHK大河ドラマ『龍馬伝』。弊社発表の2010年上半期ドラマ視聴率TOP10でも、見事1位を獲得した(1月31日放送・24.4%)。当然のごとく、旅行やスイーツ、果ては「龍馬ジーンズ」まで関連商品も多い。あまりの人気ぶりに、9月22日には大河史上最速でドラマのBlu-rayとDVD-BOXの発売も決定している。

 BOOKランキングでも、龍馬伝関連作が絶好調だ。まず、5位には『NHK大河ドラマ・ストーリー 龍馬伝 後編』が、52位には『福山雅治 坂本龍馬写真集』がランクイン。

 『〜龍馬伝〜』は、配役紹介やあらすじ、歴史解説などで構成されたドラマのガイドブックだ。通常、こうしたシリーズものは巻を重ねるごとに売上が落ちるものだが、本作は初週売上が5.5万部と、『〜前編』(2.5万部)の倍以上の売上げに。龍馬役の福山雅治効果などで、女性の購入率が高いであろうことは容易に想像できたが、『〜後編』では男性――特に50歳代以上の購買者が伸びており、ドラマの内容が男女ともに高評価を得ていることがわかる。実際、「内容が素晴らしく、登場人物の説明でも感情移入できる」などという男性歴史ファンからの声も多い。

 ちなみに、『〜前編』は累積売上が23.8万部。これまでの大河ドラマストーリーブックの最高記録だった『NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編』の17.8万部を軽く上回る数字で(08年4月以降のデータ)、2010年上半期“本”ランキングTV番組関連本部門で1位も獲得した。好スタートを切った『〜後編』の次週以降の伸びはどれほどになるか、目が離せない。なお、『〜完結編』は10月末に発売予定だ。

 また、小説や伝記などではなく、ドラマのノベライズの売れ行きが好調なのも『龍馬伝』の特徴だ。これまでに、『龍馬伝 I SEASON1 RYOMA THE ADVENTURER』は2.6万部、『同II』は2.3万部をそれぞれ累積で売上げている(全4巻発売予定)。ドラマのストーリーの面白さはもちろん、登場人物のキャラクターがみな個性的で生き生きと描かれているため、「活字でも楽しみたい」というファンが多いためであろう。

 登場人物のなかでも断トツ人気はやはり、ドラマで語り役にもなっている岩崎弥太郎だ。弥太郎関連書は09年から一気に発行点数が増え、なかでも『岩崎弥太郎と三菱四代』は累積で8万部を売上げている。「維新のどさくさにまぎれて富を成した」と揶揄されることもあるが、今以上に不安定な時代を逞しく生き抜いたその姿に感銘する現代人は多いようだ。

龍馬伝 前編と後編の男性層の変化

『NHK大河ドラマ・ストーリー 龍馬伝 後編』
『NHK大河ドラマ・ストーリー 龍馬伝 後編』
福田靖・作/NHKドラマ制作班・製作協力/NHK出版・編/1050円/日本放送出版協会・刊

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