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(2010/04/02)

「3D映画・3Dテレビ」意識調査
体験ユーザーの好評価に「3Dエンタテインメント」ブレイクの予感

昨年映画業界では3D映画の公開が相次いだ。中でも『アバター』の記録的なヒットで俄然注目が集まる3D映画。「3D」は20世紀に登場した「トーキー」、「カラー」に次ぐ映像における第3の革命といわれている。2010年は3D元年。4月にはディズニーの期待作『アリス・イン・ワンダーランド』が公開され、3D映画のブレイクポイントになると思われる。果たして「3D映画」の魅力はどこにあるのか。ユーザー調査から3Dエンタテインメントの可能性を探る。


「3D」の魅力は「飛び出す」より「映画との一体感」

 昨年から今年にかけて公開された3D映画20作品を対象に、それぞれの満足度を調査した。なかでも、ジェームス・キャメロン監督の『アバター』、ディズニー・アニメの『カールじいさんの空飛ぶ家』2作品が高い満足度を獲得した。

 『カールじいさんの空飛ぶ家』の満足度は「とても満足」(16.3%)、「やや満足」(49.0%)と65.3%が高い満足度を得ている。「立体的に見えるので、動きがよりリアルに感じとれる」(大阪府/30代女性)など3Dによってリアルさ、ダイナミックさが加わりアニメーションをさらに魅力的にしているようだ。

 さらに『アバター』では「とても満足」(33.3%)「やや満足」(41.9%)と75.2%が満足としている。その理由として「2Dでは実現できないであろう奥行きがそこにはあり、自分がその世界のその場面にあたかもいるような感覚になれた」(神奈川県/20代女性)というように、「3D」=「飛び出す」感覚ではなく、映画との「一体感」が感動を与えていることが高い満足度を得ている。

 「初めて見た3D作品だった事もあると思いますが、迫力もあったし新しい映画の形だという事を感じる事が出来た作品だった」(千葉県/30代女性)。

 「トーキー」、「カラー」に次ぐ映像における第3の革命といいわれる「3D」。『アバター』などのヒット3D映画の登場が、ユーザーにも「新しい映画の形」を実感させたといえる。

 3D映画鑑賞者のネガティブな意見としては「メガネに違和感がある」「字幕が見にくい」「上映館が少ない」などがあった。

『カールじいさんの空飛ぶ家』の総合満足度

『カールじいさんの空飛ぶ家』ソフト購入希望パッケージ形式

『アバター』の総合満足度

『アバター』ソフト購入希望パッケージ形式


「3D」向きのジャンルは「アクション」「SF・ファンタジー」か?

 「3D」で観たい映画のジャンルへの回答は、「SF・ファンタジー」(68.0%)「アクション」(57.8%)、「アドベンチャー」(43.3%)、「アニメーション」(24.9%)、「ホラー」(21.7%)と続く。映像の迫力、リアル感などが求められる映画のジャンルが上位を占めている。特に1位となっている「SF・ファンタジー」。非日常の世界に入り込む感覚を呼び起こすのが「3D映画」の大きな魅力のひとつになっているようだ。


『アリス・イン・ワンダーランド』ヒットの予感

 すでに全米で公開され大ヒットとなっている話題の3D映画『アリス・イン・ワンダーランド』(日本では4月17日に公開予定)への鑑賞意向を聞く。

 全体では「ぜひ鑑賞したい」「まあ鑑賞したい」が46.3%と高い関心を示しており日本でのヒットを予感させるデータとなっている。注目したい点は、映画の鑑賞意向に対して「3D映画」の体験者と未体験者では、その鑑賞意向が大きく異なっていること。3D体験者と未体験者との比較では63.5%と40.4%と、その差は大きい。

 「アリスもティム・バートン作品も大好きなので、あの世界観が3Dで観られるのはとてもワクワクしている。ちょっとダークで不思議なファンタジーの世界に入り込んでいるかのような錯覚に陥ってしまうのでは…というのが、一番楽しみな点」(東京都/20代女性)、「遊園地感覚」(神奈川県/30代女性)、「まるで自分が映画の中にいるような迫力を期待」(千葉県/20代女性)、「ワンダーランドというだけあって、より不思議な世界を体験できそう」(大阪府/40代男性)というように3D映画の魅力を引き出す題材としてユーザーの期待は大きい。

『アリス・イン・ワンダーランド』鑑賞期待度


家庭内「3Dエンタテインメント」の可能性は?

 今年テレビ受像機でも3D商品が投入される。パナソニックをはじめ、ソニー、シャープが発売を予定している。大画面テレビのトレンドは3Dとなっている。3Dエンタテインメントは、果たして家庭内へも広がっていくのだろうか。

 「3D対応テレビ」購入意向は、全体的にやや低い結果となっている。その理由には、「価格が高い」(53.6%)「3Dに対応したソフトが少ない」(36.6%)「テレビを買い換えたばかり」(26.6%)などが上位に上がる。しかし、ここでも3D体験者と未体験者では異なる傾向を示す。「欲しいとは思わない」では未体験者66.5%に対して体験者は47.4%となる。

 「『アバター』を自宅で観るために3Dテレビを買おうかと検討中」(埼玉県/20代男性)という声もある。また、『アバター』のソフト購入パッケージ形式も「3D対応ソフト」を望む割合が3割を超える。

 家庭内「3Dエンタテインメント」の可能性は、現状ではややハード先行になりそうだが、今後3Dのキラーソフトの登場で一気にブレイクすることが予測される。

3D対応テレビ購入意向

3D対応テレビを購入しない理由

【調査概要】「3D映画」に関する調査
■調査期間:3月12日(金)〜3月16日(火)
■調査対象者:1200名(20代、30代、40代、男女各200名)
■調査地域:全国
■調査方法:インターネット調査
■調査機関:オリコン・コミュニケーションズ株式会社 オリコン・モニターリサーチ
■調査対象3D映画
『ブラッディ・バレンタイン3D』/『U2 3D』/『ナットのスペースアドベンチャー3D』/『ハンナ・モンタナ/ザ・コンサート3D』/『ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D』/『モンスターVSエイリアン』/『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』/『ボルト』/『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』/『くもりときどきミートボール』/『3D立体アニメ4本立て「とびだす!3D東映アニメ祭り」』/『戦慄迷宮3D』/『ファイナル・デッドサーキット3D』/『DISNEY’S クリスマス・キャロル』/『カールじいさんの空飛ぶ家』/『アバター』/『劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜』/『トイストーリー/トイストーリー2 3D』/『やさいのようせい』/『コララインとボタンの魔女 3D』(09年以降に公開された主な3D映画)

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