ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

ニュース一覧 > マーケット動向

(2009/11/27)

【11月23日付週間マーケット概況 書籍・文庫・コミック編】
「脳ブーム」はどこまで続く?『脳に悪い7つの習慣』急上昇!

■『脳に悪い7つの習慣』初のTOP10入り

 11/23付オリコン“本”ランキングBOOK(書籍総合)部門では、新書部門で1位となった『脳に悪い7つの習慣』(林成之著・幻冬舎・09年9月発売)が前週13位から6位(週間売上1.4万部)に上昇し、発売以来初のTOP10入りを果たした。

 著者は、脳神経外科医として、脳の研究や救命救急医療の最前線で活躍し、北京オリンピックでは競泳日本代表チームの選手たちに「勝つための脳」=勝負脳の奥義について講義を行い、メダル獲得に大きく貢献したといわれる人物。脳は気持ちや生活習慣で、その働きが良くも悪くもなるので、悪い習慣をやめ、頭の働きをよくすれば、脳のパフォーマンスを上げられるという内容だ。

 また、脳に関連した書籍は、専門書やパズル、子ども向けのものを除き、『脳が変わる生き方』(茂木健一郎著・PHP研究所・09年11月発売)をはじめ、10〜11月だけで25冊以上も発行されている。ここへ来て、再び出版ラッシュとなっている。年の瀬に向かい、“脳ブーム”はまだまだ続きそうだ。

■書籍市場は4週連続で前年比増

 11月23日付本市場の総売上額は205.5億円。3週連続で前週比減となる縮小傾向を示しているが、前年同週実績は4週連続で上回っている。

 年末〜年始向け商品「家計簿」「年賀状」関連の売上が好調。「年賀状」関連の売れ筋は『世界一簡単にできる年賀状 2010』(宝島社)や『パソコン de 早業年賀状 2010』(インプレス)をはじめ、今年は『パパッと出せるデジカメ年賀状 2010』(翔泳社)の動きも良い。「家計簿」では『明るい暮らしの家計簿 2010』(ときわ総合サービス)が定番の強みをみせ、抜きん出た売上を記録しているが、『シンプル家計ノート 2010』(オレンジページ)の手軽さや、時勢もあってか『みるみる貯まる!カンタン家計ノート 2010』(ベネッセコーポレーション)なども好調だ。

 BOOK部門の推定総売上は部数で1147.8万部、売上額では139.8億円。売上部数の対前年売上は103.8%、売上額では101.0%となった。

 文庫部門の推定総売上は部数で426.0万部、売上額は27.1億円と依然として前年売上を下回るが、9月度以降の週間売上での最高を当週記録した。映画公開によって松本清張『ゼロの焦点』や佐々木譲『笑う警官』(角川春樹事務所)が売上を伸ばした。久しぶりにライトノベル以外の文芸作品も新刊ラッシュとなり、市場が活気づいている。

 コミック部門は今週新刊の発売が少なく『エンジェルハート 31』(新潮社)が推定13.0万部を売り上げた以外は『NARUTO-ナルト- 48』『銀魂-ぎんたま- 31』の集英社作品を中心とする前週の体勢を維持したかたち。全体売上としても大きく落ち込み、推定総売上は部数で726.6万部、売上額で38.5億円に止まっている。

『脳に悪い7つの習慣』
新書部門で1位となった『脳に悪い7つの習慣』(林成之)

『脳に悪い7つの習慣』売上動向
前週13位から6位(週間売上1.4万部)に上昇し、発売以来初のTOP10入りを果たした『脳に悪い7つの習慣』

週間本 11/23付(11/9〜11/15)実績推移
5週連続で200億円を超えたが、前週比92.8%と頭打ち。
コミック部門の新刊が比較的少なく、前週比74.3%と足を引っ張る形となった

Go to Page Top

Go to Page Top