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(2009/11/26)

ノイタミナが劇場版『東のエデン』で仕掛けるテレビ×映画の連動スキーム

 新しいチャレンジで視聴者を巻き込んでいく「ノイタミナ」が、09年に仕掛けた一大プロジェクト。それが『東のエデン』だ。テレビシリーズ放送開始前から劇場公開が発表されるという、アニメでは異例とも言える展開で話題を集めた。

 4月〜6月に放送されたテレビシリーズに続く『東のエデン 劇場版T The King of Eden』が今週末、いよいよ公開される。

『東のエデン』
(C)東のエデン製作委員会

 今回、テレビ、そして劇場版2部作として公開される意図とは? 「ノイタミナ」設立当初から制作配給として携わってきたアスミック・エース エンタテインメント、そして放送局の立場から制作に携わってきたフジテレビの両社に話を聞いた。

 「プロダクション I.Gの誇る精鋭アニメーターと、一緒に「ノイタミナ」でアニメをやりたかったというのが最初です。また、アニメは実際の放送に到るまで準備期間に2年近い月日をかけるわけですから、「ノイタミナ」がオリジナル作品をやれるくらいの枠になっているだろう、という読み込みのもとに立ち上がった企画でもありますね」(アスミック・エースエンタテインメント 遊佐和彦氏)

 「テレビでのシリーズものを数年やってきて、次なる展開というのをずっと志向していたところに、神山監督のオリジナル作品はまさにふさわしいと思い、「テレビ」→「劇場」連動企画としました。最近、テレビシリーズの最終話に向けて視聴者の関心が高まるという感覚もだいぶ薄れてきて、瞬間的に盛り上がるバラエティには勝てなくなってきているように感じて。作品の奥行き感をより感じてもらうために、このような形になりました」(フジテレビジョン 山本幸治氏)

 「今後もこういうモデル・ケースを戦略的に取り込むことはあり得ると思います。やはり、映画館もDVDと同じように1つのプラットホームであるという考え方を持っていますから。弊社もグループ・シナジーを活かして、今後はユナイテッド・シネマやJ-COMとの連動も視野に入れていきたいですね」(遊佐氏)

 一作品のみの製作委員会ではないからこそ生まれる、各社の先見的な視野に基づいた連動スキーム。「ノイタミナ」ブランドのチャレンジは、アニメ業界の新しいビジネス・モデルを模索することでもあるといえるだろう。

『東のエデン』プロジェクト 劇場版公開までの動き

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