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(2009/03/19)

音楽&書籍を連動させた映画『フィッシュストーリー』宣伝戦略

 ベストセラー作家・伊坂幸太郎の原作をヒットメーカーの中村義洋監督が映画化し、人気アーティストの斉藤和義が音楽プロデュースを務める話題の映画『フィッシュストーリー』が、多面的なプロモーションを展開中だ。

音楽をフックにしたプロモーションに注力

 人気作家・伊坂幸太郎の小説を、『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』の中村義洋監督が映画化した『フィッシュストーリー』が、3月20日より公開される。多くの熱烈なファンを生んだ07年公開の『アヒルと鴨のコインロッカー』以来となる両者のタッグということで、製作開始時より大きな話題を集めていただけに、プロモーションに際しては“『アヒルと鴨〜』のチームが贈る、伊坂幸太郎ワールド第2弾”と銘打ち、まずは前作のファンに向けてしっかりとアピールしていきたいと、プロデューサーを務めるアミューズソフトエンタテインメントの遠藤日登思氏は語る。

 「前作を通して深い絆で結ばれた伊坂さんと中村監督をはじめとする『アヒルと鴨〜』チームによる良質なインディペンデント映画、というのが基本スタンス。それを崩さないようにしながら、ひとりでも多くの方にこの作品の魅力を伝えていきます」(遠藤氏)

 売れないパンクバンド“逆鱗”が生み出した「FISH STORY」という名の楽曲を軸に物語が展開していく今作では、人気アーティストの斉藤和義が音楽プロデュースを担当。これまでも互いに触発されながら作品を生み出してきた伊坂と斉藤によるコラボレーションから生まれた楽曲が、映画の世界観を際立たせている。

 「けっして音楽映画ではありませんが、この作品は“「FISH STORY」という曲が主人公”みたいな話なので、音楽をフックにしたプロモーションには当然、力を入れていきます」と遠藤氏が語るように、CDリリースやライヴイベントなど劇中のバンド“逆鱗”と斉藤和義によるコラボレーションを前面に押し出して、より幅広い層への浸透を図っている。

 さらに書店においても原作単行本の帯を一新し、新たにPOPを設置するなど映画公開をアピール。ベストセラー作家だけにすでに伊坂作品をコーナー展開している書店も多いが、5月には『重力ピエロ』、6月には『ラッシュライフ』と著書の映画化が相次ぐこともあり、書店からの盛り上がりにも注目が集まるところだ。

 書籍と映画そして音楽における俊英たちがタッグを組み、極上のエンターテインメント作品に仕上がった映画『フィッシュストーリー』。ジャンルを超えたプロモーション展開によって観客層が拡がっていくことを期待したい。

ジャケット写真

逆鱗×斉藤和義
『フィッシュストーリー』
逆鱗によるテーマソングや斉藤和義によるエンディングテーマなど全16曲収録。
V社スピードスターレコーズより発売中。1890円(税込)

本

伊坂幸太郎
『フィッシュストーリー』
表題作を含む全4編を収録。
新潮社刊/1470円(税込)

映画スチール

『フィッシュストーリー』
公開:3月20日
配給:ショウゲート
監督:中村義洋
出演:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋
2009「フィッシュストーリー」製作委員会
fiishstory-movie.jp

(ORICON BiZ3月16日号より抜粋)

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