ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

ニュース一覧 > NEWS

(2009/11/05)

「ホラー映画」が不況に強い理由とは!?

 現在大ヒット中の『パラノーマル・アクティヴィティ(原題)』の例が示すとおり、ホラー映画がしばしば興行ランキングを賑わす米国映画界だが、日本でも今秋から年末にかけて、世界各国で話題を呼んだホラー作品が相次いで公開される。なぜホラー/スリラー映画は、とりわけ不況下でもてはやされるのか?

 鮮烈なキャラクター、あるいは卓抜したアイデアさえあれば、「ノー・スター、低予算」でも勝負できる点で、ホラーは不況時にも強いジャンルと言われている。映画の原点は驚きの映像を堪能すること。まさしく恐怖や衝撃映像をキャアキャア騒ぎながら安全に楽しめるホラーは、アメリカではそのイベント的な側面から、動員が見込めると興行的に歓迎され、現実にコメディと並んで利益効率が高い。

 アメリカ映画界では、斬新なアイデアを持った新人監督を発掘できるジャンルとして捉え、現実にホラーからスタートした監督も数多く、日本からも『呪怨』の清水崇や『リング』の中田秀夫などがハリウッド・デビューを果たしている。

 日本でも熱烈にホラーを愛するファンはアメリカに劣らず多いことから、DVD市場では不可欠のアイテムとなっているし、公開される本数は決して少なくない。製作国も日米のみならず、イギリスやスペイン、イタリア、ベルギーなど、世界各地から選りすぐられている。

 最近ではホラーと相性のいい3D方式の『ファイナル・デッドサーキット3D』や『戦慄迷宮3D』などが公開され、興行ランキングを賑わしたが、ホラーは基本的にDVDの販売がメイン。興行は作品の認知を広めるために行うケースが多い。必然的に大規模な興行はとらず、知られずに公開が終わることも珍しくない。

■ミニシアターならではの企画“秋のホラームービー大収穫祭”

 そうした状況のなかで、あえて割り切った試みをしているのが、東京・シアターN渋谷が11月に行う“秋のホラームービー大収穫祭”だろう。ブリティッシュ・ホラーの傑作とスティーヴン・キングが絶賛した『ディセント』の続編『ディセント2』、スタイリッシュなアメリカン・ホラー『実験室KR-13』、スペイン製アクション・ホラー『サバイバル・フィールド』の3本を、1〜2週おきに連続公開する企画だ。

『ディセント2』
『ディセント2』
公開:11月7日
配給:角川映画/アンプラグド
(c)2009 CELADOR FILMS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

 1作だけでは訴求力に欠けるものでも、連続上映というかたちならファンから注目してもらえる。個性のあるミニシアターならではのアイデアだし、配給会社はDVDプロモーションの一環として、興行的に見切ることもできる。作品数が増加する一方の映画興行にあっては、こうした割り切った企画の方がむしろ注目されるとの声も挙がっている。

 もちろん、『スパイダーマン』シリーズでヒットメーカーのトップに座ったサム・ライミが原点復帰した『スペル』をはじめ、ヒットシリーズ最新作『ソウ6』、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『THE 4TH KIND フォース・カインド』まで、売りのあるホラーも次々と公開予定。

『スペル』
『スペル』
公開:11月6日
配給:ギャガ
(c)2009 Curse Productions LLC.All Rights Reserved

『ソウ6』
『ソウ6』
公開:11月6日
配給:アスミック・エース
(c)MMIX Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved


 年明けにはアメリカで大反響を呼び、遂に興行ランキング首位に立った話題作『パラノーマル・アクティヴィティ(原題)』も控える。果たしてホラーが不況に強いことは日本でも証明されるか。

10月以降に公開される主なホラー/スリラー映画

画像拡大

Go to Page Top

Go to Page Top