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(2014/07/07)

好セールス見せるK-POPの新世代


EXO-Kのミニアルバム『オーバードーズ:EXO-K』(IPT)は、14年5月26日付アルバムランキングで3位にランクインした

■14年上半期、EXOは関連ユニット含め8作品がランクイン

 2010年下半期に日本デビューしたKARAや少女時代のブレイクや、男性グループの相次ぐ日本デビューによって、国内の音楽市場を席巻したK-POP。シーンが定着していく一方で、日韓両国間の政治問題なども影響し、12年下半期以降、TVメディアでの露出が減少するなど、ブームは沈静化したとみる向きもあった。

 しかし、日本国内でも活動を続けるアーティストは、その後も安定した実績を維持しており、13年度の年間シングル・アルバムランキングをみても、11組(グループからのソロデビュー、派生ユニット含む)がTOP100入りしている。加えて、コンサートプロモーターズ協会が公表した「平成25年(2013年)基礎調査報告書」でも、韓国勢の日本国内での公演数は、前年比163.9%と増加している。

 そういったなか、昨年後半から本年にかけ、B.A.Pや防弾少年団が日本デビュー。今後もVIXX、NU’EST、GOT7の日本デビューも続き、シーンに厚みが増すことで、再び注目度が高まっている。実際、B.A.P、防弾少年団は、それぞれ上半期シングルTOP100内に、「NO MERCY」(72位、累積4.1万枚)、「NO MORE DREAM?Japanese Ver.?」(96位、累積3.2万枚)がランクイン。さらに、輸入盤に目を向けると、14年度上半期のTOP50では、K-POP関連が、実に21作品ランクインしており、特にEXOは、日本デビュー前にも関わらず、関連ユニットも含め、8作品がランクインした。

 なお、EXOは、埼玉・さいたまスーパーアリーナで4月11日〜13日の3日間、計5公演を行ったファンミーティングでは、約10万人を動員している。前述したVIXXらがデビューとともに、ライブなどを精力的に行っていくことで、日本国内でも存在感を強めていく可能性は高い。

 K-POPシーンの現状について、『韓流ぴあ』編集長の河井佳氏は「ライトユーザーが減少し、ブーム前からのコアなファン層が手堅く残っている印象です。また、今まで以上に本国での露出・活躍が、日本での話題や人気に直結するようになっていると思います。逆に言えば、韓国での活動がないと日本でもキャッチされません」と分析する。また、EXOなどの新世代の台頭については、「コンセプトやメンバーの個性をはっきり打ち出しているグループが多いと思います。また、デビュー前のトレーニングも徹底して行っており、デビュー時の完成度も高まっています」と語る。特に防弾少年団は、「キレのあるパフォーマンスのカッコよさと個々のメンバーのポテンシャルの高さ。素のキャラクターのキュートさ。そしてそのギャップもまた魅力」と期待を寄せる。

「シーン全体で言えば、当面は現状維持ではないかと思います。大型アーティストの来日や日本デビューが実現した場合、K-POPファンのなかでは、盛り上がるとは思いますが、それを以前のようにライト層まで巻き込んだムーブメントにできるかは、大きな課題でしょう」(河井氏)

 今は、ニューカマーがコンスタントに登場し、新陳代謝を繰り返しながら、改めてファンの裾野の広げている状況ということだろう。頭角を現し始めた新世代グループを中心に、下半期以降のK-POPシーンの動向は大いに注目される。

(ORIGINAL CONFIDENCE 14年7月7日号掲載)



14年上半期、輸入盤TOP50では、K-POP関連が21作品ランクインした(表)

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