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(2014/03/17)

巨大ダンスフェス開催 日本での「EDM」ブームの可能性


9月27日、28日にTOKYO ODAIBA ULTRA PARKで初開催される「ULTRA JAPAN 2014」。2日間で4万人の集客を目指す

1月発売の日本デビュー・アルバム『トゥルー』が累積4.8万枚(3/17付)を売り上げているアヴィーチー

 世界的な盛り上がりをみせるEDM。日本でもここ1〜2年の間で、スクリレックスが「FUJI ROCK FESTIVAL 2013」のトリを務めたり、今年1月に日本デビューしたアヴィーチーの『トゥルー』が累積4.8万枚(3/17付)を売り上げたりと、EDM系DJの活躍が目立ってきた。そして今年9月に世界最大級のイベント「ULTRA MUSIC FESTIVAL」が日本で開催されることが決定し、いよいよ本格的なEDMブームの到来が期待されている。

 同イベントは98年から米・マイアミで毎年開催されているダンス系野外音楽フェスで、昨年は6日間で30万人を動員した。ひと晩で数十万ドルを稼ぐトップクラスのDJが出演し、これまでにスペイン、ブラジル、アルゼンチン、韓国など6ヶ国で開催されている。日本ではエイベックス・ライヴ・クリエイティヴが主催し、東京・お台場に約5ヘクタールもの特設会場を設置する。

「アメリカのEDM市場規模が約1.5兆円だと言われており、この盛り上がりを日本にも生み出せないかと3年ほど前から調査をしていました。今回は初開催ということで、まずは2日間で4万人の集客が目標。将来的には10万人を目指します」(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ渡辺康晃氏)

 日本でダンス系の野外イベントといえば「BIG BEACH FESTIVAL」などがあるが、それらを上回る規模の内容だ。現在、第3 弾まで行った早割チケットがすべて完売しているという。


■街ぐるみでEDMを盛り上げる 新人DJ発掘の場としても機能

 日本での開催でもっとも懸念しなければならない点が、法規制の問題だ。同イベントは日中から夜にかけて開催し、20歳以下は入場不可。全国でクラブ音楽を楽しむ場が少なくなるなか、どのようにアプローチしていくのか。

「開催にあたって、まずは東京都に話をしました。街ぐるみで仕掛けていかなければ定番化できないし、ブームも起きにくいですからね。イベントの後援は「臨海副都心まちづくり協議会」で、ここには江東区などの行政や警視庁、お台場エリアの商業施設なども全員に入っています。流行に敏感な若い層や観光客を呼び込んで、お台場地区での経済効果も上げようという狙いです。実際にマイアミや韓国での開催時には観光客も多く、経済効果もあったはず。幅広い層を取り込むフックとなるEDMで、ライト層を狙います」(渡辺氏)

 ここ最近のEDMのサウンドは、フォークロックやダブ、ピアノを組み合わせるなど広がりが見られており、普段ダンス音楽を聴かないような新規音楽ファンからも関心が高い。またEDMシーンで活躍するDJのほとんどはパフォーマンス力に長けており、ステージでの映像や炎を使った派手な演出が特徴的なため、お祭り的なアプローチも有効だ。

「音楽だけでなく、ファッションやライフスタイルといったカルチャーが集約されているのがEDM系イベントの特徴です。流行に敏感な人に、新しい文化や遊び方を提案していきます」(同 井上智春氏)

 海外の内容をそのまま開催するのではなく、ライブアクトなど日本オリジナルのステージも組み込むと渡辺氏。世界で知名度のあるイベントなだけに、出演を機に海外にアピールするチャンスも生まれるかもしれない。出演者については現在交渉中とのことで、まずはラインナップ発表が期待される。


■「ULTRA JAPAN 2014」
日時/9月27日、28日 11:00〜
会場/TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場)
出演DJ/ハードウェルほか
料金/1日券:1万1000円(税込)、2日通し券:2万1000 円(税込) ほかVIP券あり
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年3月17日号掲載)


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