ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

特集記事一覧 > ヒット分析

(2014/02/24)

ショーアップ化が進むグラミー授賞式


ダフト・パンクのパフォーマンスは、第56回グラミー賞でもっとも盛り上がった瞬間だった

 米ニールセンの発表によれば、CBSネットワークスによる第56回(14年)グラミー賞授賞式の中継は全米で約2851万人が視聴。調査開始以降の21年間では、ホイットニー・ヒューストンの急逝を受けて、急遽追悼プログラムが組まれ、アデルの喉の手術後初のライブパフォーマンスも注目された第54回(12年)の約3900万人に次ぐ、歴代2番目となる視聴者数となった。

 13年の第55回も同2837万人で歴代3番目となっており、総じて授賞式中継は、初めて同年のアカデミー賞授賞式の視聴者数を上回った12年あたりから従来以上の高い注目度を示しているようだ。

 主催する全米レコード芸術科学アカデミーでは、12年の第54回で、それまで109あった部門を統合などにより、78部門とする刷新を行っている(第56回(14年)は全82部門)。これに加えて、同アカデミー会長兼CEO・ニール・ポートナウ氏、グラミー賞プロデューサー・ケン・アーリッヒ氏、CBSネットワークス・ジャック・サスマン氏らがリードしての、授賞式自体のショーアップ要素の強化が大きく影響しているようだ。特に今年は強力な「コラボレート」が目白押しだった。

 マックルモア&ライアン・ルイスは同性婚への支持を歌った「セイム・ラブ」をキーに、マドンナ、メアリー・ランバート、女優・クィーン・ラティファとともに、会場に待機していた同性婚カップルを含む34組の結婚式を行う演出を行い、ポール・マッカートニーは新曲「クイニー・アイ」をリンゴ・スターと共演。前述のニールセンの発表によれば、イマジン・ドラゴンズとケンドリック・ラマーの共演時は、中継中で最高の瞬間ツイート数17万2000/分を記録した。

 そして、もっとも話題となったのは、ダフト・パンクのパフォーマンスだ。『ランダム・アクセス・メモリーズ』のレコーディングにも参加したファレル・ウィリアムス(Vo)、ナイル・ロジャース(G)、オマー・ハキム(Ds)らに加え、スティーヴィー・ワンダーも参加。「ゲット・ラッキー」からシックの「おしゃれフリーク」、スティーヴィーの「アナザー・スター」がメドレーで演奏され、ダフト・パンクの2人がこれに「ルーズ・ユアセルフ・トゥ・ダンス」「仕事が終わらない」「アラウンド・ザ・ワールド」といった自らの曲をマッシュアップしていくという演出で、会場がもっとも盛り上がった瞬間だった。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年2月24日号掲載)



第56回(14年)グラミー賞受賞者/受賞作品(抜粋/上から4枠は主要4賞)
■関連記事
> 「第56回グラミー賞」授賞作の傾向は「メロディー」「生音」を兼ね備えたEDM進化系(14年2月3日)
> ムーブメント真っ只中、新規音楽ファン巻き込む「EDM」とは(14年1月13日)


→ ほかの記事を読む
→ サイトTOPに戻る

Go to Page Top

Go to Page Top