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(2013/12/16)

いま話題のV系レーベル「Resistar Records」とは


次世代V系バンドとして注目を集めるBugLug(バグラグ)


DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

「Resistar Records」所属のV系バンド・BugLugのシングル「HICCHAKA×MECCHAKA」が10/7付で5位を獲得。さらに10/28付では、同レーベルのDOG inTheパラレルワールドオーケストラのミニアルバム『DoggyStyleV』が8位に。所属2バンドが躍進を遂げる同レーベルが、次代のV系シーンの鍵を握るのか。

 ヴィジュアル系バンドのDOG inTheパラレルワールドオーケストラとBugLugの最新シングルが、ともに初のTOP10入りを果たした。両バンドと、同じくV系のBlu-BiLLioNの計3バンドが所属するのがインディーズレーベル「Resistar Records」。立ち上げは09年と比較的新しいが、運営するのはDIR EN GREYを手がけるFWDだ。

「長年、DIR EN GREYに注力してきましたが、新人バンドを手がけるにあたりResistar Recordsを立ち上げました。既存レーベルではイメージが確立されていて、思い切った冒険ができませんから」(FWD 藤本大史氏/以下同)

 同レーベルでは、楽曲やパフォーマンス、プロモーションまで、メンバーがやりたいと提案したことは、できる範囲で何でもやらせている。例えばDOG〜のライブでは、演奏せずにダンスだけを見せる楽曲もある。

「良くも悪くも守るものがないので、それこそ音楽をやらなくてもOKくらいに考えています。レーベルとしてやっているのは、メンバー自身に“本当にそれがやりたいのか?”と問いかけることだけですね」

「音楽をやらなくても」と言い切れるのは、逆説的ではあるが音楽に自信があるからだ。ポップでキャッチーなメロディー、個性的でポジティブな歌詞は、V系バンドという打ち出しはしているものの、幅広い音楽ファンにも十分訴求する可能性を秘めている。

「しかし今の時代、楽曲の良さだけでは聴いてもらえません。楽曲が良いのはあたり前。ライブに来てくれたらハマってもらえる自信はありますから、興味を持ってもらうために、まずはインパクトが必要です。メンバー自らが、音楽以外でいかにインパクトを与えるか、それをどうやって伝えていくかを常に考えています」

 同社では、バンドメンバーのキャラクターを見せるために、YouTubeに公式チャンネルを開設。メンバーが学力テストやスポーツに挑む面白動画などをアップしている。世界観を重んじたかつてのV系バンドであれば、等身大のキャラクターをさらすなどあり得なかっただろう。

 所属の3バンドの仲の良さも同レーベルの特徴で、YouTubeでもバンドの垣根を越えた交流が見られる。

「3バンドの合同ツアーもよく行っていて、この夏は過去最大の19ヶ所(20公演)を回りました。3バンドまとめて応援してくれるファンも増えています」

 かつてのV系シーンは厳しい縦社会で知られたが、現代の若者の気質を反映してか、最近は横並びで、互いに交流を図り合うバンドが増えている。ファン層である若い女の子にとって、男性同士が仲良くしている光景を見ることも楽しめる要素のひとつ。それにより、所属バンドすべてが好きな「レーベルファン」となり、相乗効果が生まれている。2バンドのTOP10入りには、夏の合同ツアー直後というリリースタイミングも奏功した。

 所属バンドはいずれも09〜10年結成。一世代前のV系バンドが現在もメジャーの第一線で活躍するなか、まだシーンが温まっていないと言われる次世代だ。彼らのような次世代バンドの躍進が、V系シーン活況の起爆剤となってくれるだろう。

(ORIGINAL CONFIDENCE 13年12月16日号掲載)


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