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(2013/10/28)

野口五郎が発案、ライブの感動を持ち帰る「テイクアウトライブ」


まとめサイトでも話題の「テイクアウトライブ」(NAVERまとめより)

「ライブの感動をそのまま持ち帰る」ことができる注目の配信サービスが登場した。それが、デジタルコンテンツ配信システム「テイクアウトライブ」。簡単なシステム導入でライブの撮って出し映像の配信はもちろん、事前に撮影したものや、事後に編集したものも配信可能。魅力的なアーティストグッズに、プロモーションにと幅広い活用が見込まれる。

 フォネックス・コミュニケーションズ(以下、フォネックス社)がデジタルコンテンツ配信システム「テイクアウトライブ」の本格展開をスタートした。配信に必要となるのは、デジタルデータとQRコードのみ。大がかりなシステム構築の必要はなく、録画を終了したら10数分ほどの簡単な手順で配信ができるため、その日のライブ映像を即販売するといったスピーディな対応ができる。

 基本的な流れは、フォネックス社が事前にQRコードを発行→ライブ主催者がQRコードをカードやチラシ等に印刷し販売・配布→同社のサーバーにライブ主催者がデータをアップ→カードやチラシを入手したユーザーがスマートフォンの専用アプリでQRコードを読み取りデータをダウンロードする。

 DLデータは何度でも視聴可能だが、QRコードが1度読み込まれた段階で他の端末からはアクセスできなくなるため、無制限のDLを防止できる。またデータは原則として他メディアへ転送不可のため、流出を防ぐことができる。


■リアルタイムな口コミで開演前に2000個が完売

 同サービスを発案し、特許を保有しているのは野口五郎氏(本名の佐藤靖氏名義)。昨年10月に野口氏のコンサートでテスト導入した際にはQRコードを印刷したカードを無料配布、当日のライブ映像を3曲配信。そして今年のGWのライブではグッズとして販売された。

「ファンのコア層である40〜60代女性のスマホ普及率は1割にも満たないと言われています。ところがDL履歴を見ると50%以上がスマホを保有されているのがわかりました。おそらく昨年10月にこのサービスを知った方が、8ヶ月後のGWまでに機種変更をしたものと想像できます」(フォネックス社 長久保正洋氏)

 今年8月、SOPHIAが日本武道館で行った活動休止前の最後のライブでも、3曲DL可能なカード(1500円)は好調な売れ行きを見せた。

「開演前に購入したファンが、その場でDLして友だちと見せ合っている光景がありました。その時点ではライブ映像は配信されていませんが、その中で『終演後○時までにライブ映像を配信』とメッセージが入っていたんです。そこから口コミでワッと広がり、開演直前にはカード2000枚が完売しました」

 周知できた途端に売れるということは、ユーザーにとって非常に魅力的な商品であることが窺い知れる。

 堅牢なセキュリティや、簡単でスピーディなデータ配信のほかにも、販売者にとってのメリットは多い。まずコンテンツ頒布のコストが抑えられること。システム利用料はQRコード1枚あたりの価格で、発行数に準ずる。発行数や販売価格は販売者が自由に設定できる。またQRコードを読み込んだ端末にはいつでも追加のデータを配信できるため、次回のライブ告知映像の配信や、他サイトへの誘導など、情報発信としての活用方法もある。現状、ユーザーに提供されるのはデータのDLと再生のみだが、今後はさらに機能を拡張する意向だ。
(ORIGINAL CONFIDENCE 13年10月28日号掲載)


配信に必要となるのは、デジタルデータとQRコードのみ。野口五郎氏が本名の佐藤靖氏名義で発案し、特許を保有した
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