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(2013/10/21)

世界的DJブームが本格的に到来!?


スウェーデン出身、23歳のDJ/プロデューサーで“EDMブームの最後の大物”と話題のアヴィー
チーのアルバム『トゥルー』



年間20億円をかせぐDJ、アヴィーチーのライブの様子

 いま、世界各国で「EDM」と呼ばれるダンスミュージックのイベントが相次いで開催されており、数万人規模の動員数を記録している。莫大な費用をかけたライブショーが開かれ、DJが年間数十億円を稼ぐなど、まさに“DJバブル”が起きているのだ。そしてEDMは「ネクスト」に突入。日本でも新規ファンを獲得する絶好の機会が訪れているようだ。

 世界で爆発的なブームとなっているEDM。「エレクトロニック・ダンス・ミュージック」の頭文字で、世界で350万枚を超えるセールスを記録したデヴィッド・ゲッタや、今年のグラミー賞(第55回)で3部門を獲得したスクリレックス、バンクーバー五輪でパフォーマンスを披露したデッドマウスなどが活躍する。

 彼らの活躍にともない、各国でのイベントも活況で、今年7月に開催されたベルギーの世界最大級EDMフェス「Tomorrowland」は18万人を動員。日本ではJTBによるツアーも敢行された。どのイベントも光や映像を駆使したスケールの大きなライブパフォーマンスが特徴で、新規ファンを次々と獲得。米ビルボードがDance/Electronicの部門を新設するなど、もはやブームにとどまらない動きを見せているのだ。


■音やビジュアルが多様化した“ネクストEDM”

 もちろん日本にもこの盛り上がりは広がってきており、前述のデヴィッド・ゲッタのアルバム『ナッシング・バッド・ザ・ビート』(11年8月発売)は累積6.7万枚の好セールスを記録。スクリレックスは、今年のフジロックフェスティバルに出演し、ホワイトステージで大トリを 務めた。またEDM専門サイト「EDM World Network」が新設され、来年1月4日には千葉・幕張メッセで“日本初”大型EDMフェス「electrox」が開催される予定となっている。

 いち早くこのシーンに注目し、店頭展開を企画したタワーレコードの商品本部 販売促進統括部 プロモーション企画部 高谷信夫氏は、「正直、昨年でブームは去ると思っていたが、むしろ勢いは加速。音やアーティストの幅も広がりをみせている」と説明する。

 たとえば今年9月にアルバム『トゥルー』を発売したアヴィーチーは、フォークロックとEDMをうまく融合させた「ウェイク・ミー・アップ」が大ヒット。その斬新なサウンドは、“EDM界最後の大物”と注目を集めている。普段クラブ音楽を聴かないようなロック好きにもアピールできそうな楽曲で、ユニバーサルミュージック担当者は、「海外でのヒットは新規開拓できたからであって、それを日本にも当てはめていく」と意気込んでいる。

 また、男性+女性姉妹の3人ユニット・クルーウェラは、EDMにダブやロック、ピアノサウンドなどを組み合わせたジャンルにとらわれないサウンドが特徴。セクシーな女性デュオによるパフォーマンスも高評価だ。また、女性デュオのアイコナ・ポップは、キャッチーなメロデ ィーと、ファッション感度の高いビジュアル要素が魅力的だ。

 多様なアーティストの登場で、サウンド、パフォーマンス、ファッションなどにも変化がみられるEDMシーン。こうしたフックとなる要素が増えれば、クラブ音楽になじみの薄いリスナーにもアプローチできる可能性が増えるだろう。日本でもこのブームが定着することに期待したい。
(ORIGINAL CONFIDENCE 13年10月14日号掲載)


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