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(2009/07/06)

配信時代に新たなビジネスモデル登場
テレビ音楽番組が変わる

音楽やテレビ番組の視聴形態の多様化や不況による広告費の削減により、音楽業界もテレビ業界も大きなターニング・ポイントを迎えている。昨今では、各テレビ局の動画配信サイトの拡充も進み、看板番組を配信する事例も増加しているが、こと音楽番組に関しては著作権等の問題もあって、その事例は数えるほどしかない。

歌番組自体の動画配信は『MUSIC JAPAN』のみ

 放送外収入の構築に活路を求め、各テレビ局では動画配信事業を強化し、コンテンツ拡充を推進している。ゴールデン・プライムタイムの看板ドラマ、バラエティ番組の配信が進む一方で、音楽番組の配信の前には、いまだ高いハードルが立ちふさがっている。そこで、各局の動画配信サイトにおける音楽コンテンツの現状を見てみることにしよう。

 NHKが08年12月からサービスを開始した『NHKオンデマンド』は、4月末時点で会員登録者数5.2万人と徐々にユーザー数を伸長。「特選ライブラリー」と「見逃し番組」の配信を行っている同サイトでは、『MUSIC JAPAN』を放送翌日から10日間、見逃し番組コンテンツとして有料配信(210円/24時間視聴可能)している。

 日本テレビが05年10月にスタートした『第2日本テレビ』は、地上波テレビ放送と密接に連動したコンテンツやオリジナルコンテンツの提供に注力。昨年10月からは完全無料化し、今年1月には単月で初めて黒字化を達成した。音楽コンテンツとしてはインディーズ・アーティスト専門番組『MIT3』と『読響Symphonic Live 深夜の音楽会』を配信中だ。

 05年11月に開始した動画配信サービスをリニューアルしたTBSは、08年9月から『TBSオンデマンド』に名称変更。この4月からは、地上波で過去に放送した連続ドラマの本格配信に取り組んでいる。音楽コンテンツのラインナップも充実しており、大物アーティストのライヴを主要価格帯525円(7日間視聴可能)で配信している。

 05年7月からスタートしたフジテレビの『フジテレビ On Demand』は、08年11月から地上波の人気番組を配信する『いつでもTVどこでもTV』サービスを開始。地上波キー局としては初めて、ゴールデン・プライム帯で放送中の人気番組を配信している。音楽コンテンツとしては、アーティストのライヴを主要価格帯525円(8日間視聴可能)で配信しているほか、『アイドリング!!!』のCS未放送部分も加えた完全版を配信している。

 テレビ朝日の『テレ朝bb』は06年3月からスタート。現在、平成仮面ライダー10周年を記念して、水嶋ヒロ、佐藤健らの人気若手俳優を輩出してきた『平成仮面ライダーシリーズ』8作品を期間限定で有料配信(1話10Webメダル=100円/1週間視聴可能)しているが、6月中旬現在、音楽コンテンツは配信されていない。

 テレビ東京の『てれとWatch!』は基本的には無料配信しているが、アニメコンテンツを揃えた『あにてれしあたー』のみ有料配信を行っている。同サイトの中において、アニメソングに特化した音楽情報番組『アニソンぷらす』を放送後に無料配信を行っている。

 上記のように、地上波で放送した歌番組を二次利用している事例はNHK『MUSIC JAPAN』のみだが、日本テレビ『Music Lovers』が番組で放送したライヴ映像をレコチョク他で配信するケースも登場し、新たな可能性を示している。


動画配信サイト一覧

(ORICON BiZ6月29日号より抜粋)

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