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第一興商 過去最高売上ながらも減益

(2020/05/19)


 第一興商の2020年3月期の連結業績は、売上高1462億9700万円(前年同期比1.7%増)、営業利益190億5800万円(前年同期比3.1%減)、経常利益201億3300万円(前年同期比3.6%減)、純利益125億5500万円(前年同期比19.5%減)の増収減益となった。

 業務用カラオケの新商品の発売効果や既存店の売上は好調に推移したが、20年2月後半以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、カラオケ・飲食店舗事業の売上が大幅に減少し、過去最高の売上ながら減益となった。 

【セグメント別の売上高】
■業務用カラオケ:売上高653億6600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益137億4200万円(前年同期比6.3%増)
 ⇒機器貸与件数の拡大と新機種への入れ替え促進、ミュージックビデオやLIVE映像の独占配信、認知症予防へのカラオケ活用効果の認知拡大などにより稼働台数の拡大に注力し増収増益

■カラオケ・飲食店舗:売上高637億1000万円(前年同期比0.1%減)、営業利益62億5500万円(前年同期比21.8%減)
 ⇒カラオケ23店舗、飲食16店舗を出店し、ダーツバー&カラオケ4店舗をはじめ新業態、新規顧客の開拓に注力したが、20年2月後半以降は外出自粛、臨時休業等の影響が大きく減収減益

■音楽ソフト:売上高76億5100万円(前年同期比1.8%減)、営業利益1億7400万円(前年同期営業損失8400万円)
 ⇒業績不振が続く子会社2社の事業基盤強化を図るため9月に組織再編を行い、業務の効率化を図り減収増益

■その他:売上高95億6800万円(前年同期比8.7%増)、営業利益15億4700万円(前年同期比2.2%減)
 ⇒パーキング事業が順調に拡大したが、前年の一時的な不動産収益の剥落やコスト増などで増収減益


 21年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大が事業活動に与える影響を合理的に算定することが困難とし、未定としている。


 今後の見通しとしては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛や休業要請の影響により、ナイト市場、カラオケボックス市場とも非常に厳しい経営環境が継続するものと予想し、資金調達を含め手元資金の流動性確保に努めるとともに、店舗の営業再開に向け、衛生面においてより高い安全性を確保できるオペレーションの検討など、準備を進めている。
 
 第一興商 人事

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