ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト


SHINeeより限りない感謝を込めて 日本での軌跡が刻まれた初ベスト

(2018/04/05)

 日本デビューして7年目を迎えたSHINeeが、日本での活動をすべて集めた究極の初ベスト・アルバム『SHINee THE BEST FROM NOW ON』を4月18日に発売する。日本デビュー曲「Replay -君は僕のeverything-」から、今年2月に開催されたドーム公演「SHINee WORLD THE BEST 2018〜FROM NOW ON〜」で披露された最新曲「From Now On」まで全20曲を収録。全力で疾走してきたメンバー5人の活動の軌跡が刻まれたアルバムになっている。

日本でのファンベースを固めた2011年〜2012年 

 本作の収録楽曲はSHINeeの日本での道程を辿るように、リリース順に収録されている。1曲目は2011年発売の日本デビュー曲「Replay -君は僕のeverything-」。2008年に発売した韓国デビュー作「Replay」の日本語バージョンである。発売半年前の2010年末に、国立代々木第一体育館で初の日本単独コンサートを行い、昼・夜の2公演で2万4千人を動員するほど、国内での人気は高まっていた。そのステージで翌2011年6月の日本デビューがメンバーの口から発表された。


イギリス・アビー・ロード・スタジオでの日本デビューレセプションの模様

 2011年6月22日の発売に先立ち、19日にはイギリス・ロンドンの名門アビー・ロード・スタジオで、日本デビューレセプションが開催されて話題を集めた。EMIからのデビューであることや、アジアその他の国々での人気や実力が評価されて実現したわけだが、ザ・ビートルズのレコードでもお馴染みの同スタジオで、アジアのアーティストがライブを行ったのは初めてのことだったからだ。日本デビュー作「Replay -君は僕のeverything-」は初週売上9.1万枚を売り上げてシングルランキング初登場2位にランクイン。当時の記録としては、韓国グループのデビュー作最高初動売上を記録するという好スタートを切った。その後、8月には2ndシングル「JULIETTE」、10月には3rdシングル「LUCIFER」と、韓国で発表された大ヒット曲の日本語バージョンがたて続けに発売され、12月には日本オリジナル曲も含めた日本デビューイヤーの集大成となるアルバム『THE FIRST』がリリースされた。

 翌2012年は4月から7月にかけて、約20万人動員した初のアリーナツアー『SHINee THE FIRST JAPAN ARENA TOUR “SHINee WORLD 2012”』(全国7都市全20公演)が行われ、その最中に4thシングル「Sherlock」(2012年5月)がリリースされた。同曲の振付けには、マイケル・ジャクソンの最後のツアーになるはずだった「This is it」に携わったトニー・テスタが起用された。5人のダンスを連動させたストーリー性のある創意的なダンスは、メンバー個々の魅力を存分に引き出して、グループとしてのポテンシャルの高さを見せつけ、見るたびに新たな発見のある楽曲に仕上がった。

日本オリジナルの発売で広がったグループの世界観


2度目の全国アリーナツアーでの息の合ったパフォーマンス

 同年10月には初の日本オリジナルシングルとなるファンキーで明るいラブソング「Dazzling Girl」を発売。この楽曲から、国内でリリースされるシングルのリード曲は日本オリジナルとなった。12月には「1000年、ずっとそばにいて・・・」、翌年3月には「Fire」を続けてリリース。5人のハーモニーを響かせる美しいバラードは、ライブを彩る重要なレパートリーとなっていった。それらを収録した2ndアルバム『Boys Meet U』(2013年6月発売)のリード曲であるポップなダンス・チューン「Breaking News」は、6月から12月にかけて、半年にわたって行われた全国アリーナツアー「SHINee WORLD 2013 ・Boys Meet U・」(全国9ヶ所15公演、総動員数 22万人)で披露され、躍動的なダンスとクールな演出でファンを魅了した。

 また、同ツアー中には、爽快なサマーソング「Boys Meet U」(2013年8月発売)、疾走感あるロックチューン「3 2 1」(2013年12月発売)を精力的にリリース。5人5様の魅力とポジティブなメッセージが詰まった楽曲で、グループの世界観を押し広げていった。その「3 2 1」のカップリング楽曲には、SHINeeの人気を名実共に決定づけた「Everybody」の日本語バージョンが収録された。「Sherlock」の振付師トニー・テスタが再び参加した同曲は、スタイリッシュでダイナミックなビートに合わせておもちゃのロボットに扮した5人が冒険するといった内容だ。パワフルかつ斬新な振付けを、5人の呼吸が一体となったパフォーマンスで完璧に表現して、観るものを圧倒した。まさに彼らの真骨頂を発揮した楽曲である。


2年連続で行われた東京ドームコンサートでの「Everybody」

 「Everybody」と言えば今もファンの間で語り草となっている、2014年10月の味の素スタジアムで行われた「SMTOWN LIVE WORLD TOUR IV in TOKYO」でのパフォーマンスが思い出される。台風の影響のなか行われた野外イベントの後半、土砂降りのなかで出番を迎えた彼らが、水溜りができたステージに躊躇なく寝転んで「Everybody」のスタートポジションについたとき、場内には大きなどよめきが起きた。イントロが流れ、いつものように全力でパフォーマンスする彼らの姿はその場に居合わせた多くの観客の感動を呼び、いつしか会場は大きな歓声に包まれていた。

『I’m Your Boy』初の1位獲得と待望の東京ドーム公演

 「3 2 1」から半年ぶりに発売された、日本での通算10枚目となるシングル「LUCKY STAR」(2014年6月発売)は、カラフルなグループの魅力が詰まったポップチューン。同曲や、軽快なアルバムリード曲「Downtown baby」を収録した3枚目のアルバム『I’m Your Boy』(2014年9月24日発売)は、週間アルバムランキングで初の1位を獲得した。シングル・アルバムを通して初の1位となった同作を引っ提げて、10月より約3ヶ月にわたる全国ホール・アリーナーツアー「SHINee WORLD 2014・I'm Your Boy・」がスタートする。
 
 同ツアーは、最初の1ヶ月は全国のホールを廻り(12ヶ所・13公演)、11月〜12月はアリーナツアーを行うという二段構えになっていた。その最中の11月1日、広島グリーンアリーナで、初の東京ドーム公演決定の朗報をメンバー自らファンに報告した。日本デビュー時から「東京ドーム公演」を目標に掲げてきただけに、忘れられない瞬間となったに違いない。3ヶ月間密に日本全国を巡った彼らは、この間に日本語でのファンとのコミュニケーション力も格段に上がった。また、バンドをバックにライブパフォーマンスを行うようになったのも同ツアーからだが、それによってライブでの表現も豊かになり、さらにパフォーマンスに磨きがかかっていった。


大成功に終わった初の東京ドーム公演

 2015年3月14日・15日、2日間にわたって待望の「東京ドーム公演」が行われた。その直前の11日にリリースされた新曲「Your Number」は、それまでの楽曲の世界観を良い意味で裏切るスタイリッシュなナンバーで、東京ドーム公演で初披露されてクールな魅力を振りまいた。東京ドーム公演の1曲目は「Everybody」。その冒頭、天井を指さして「東京ドーーーム!!」と力強く叫んだ5人の姿は、今も記憶に新しい。出足からヒット曲のオンパレードで、グループの魅力をこれでもかと言わんばかりにてんこ盛りにした演出に、同ステージにかけるメンバーの情熱が感じられた。また、ソロステージも行われたことで、改めて個々の魅力を再確認する場にもなった。この年からSHINeeは4年連続で東京ドーム公演を開催している。この年10月には“絆と愛”をテーマにしたミディアムバラード「Sing Your Song」を発売。同曲は翌年のドーム公演のアンコールラストで、観客と共に大合唱された。

成長期を経て成熟期に突入した5人のパフォーマンス

 2016年、日本での活動5年目に突入した彼らは1月1日に4枚目のアルバム『D×D×D』をリリース。タイトルチューン「D×D×D」は、人間の内にある二面性を描いたスピード感溢れるダンスナンバーで、MVの刺激的なカットも注目を集めた。「Your Number」「Sing Your Song」「View」日本語バージョンなどを収録した同作も、前作『I'm Your Boy』に続いて週間アルバムランキング1位を獲得。1月末から35万人を動員した全国ツアー『SHINee WORLD 2016〜D×D×D〜』では、進化し続けるSHINeeの魅力に溢れたステージを展開した。そのツアーの後半にサプライズで初披露された13thシングル「君のせいで」は、同年5月の東京ドーム・京セラドーム大阪公演の最中に発売された。サビのフレーズが印象的な同曲は、切ない歌詞の世界観をキャッチーなアッパーチューンで表現した意欲作。2年連続の東京ドーム公演に、京セラドーム公演も加わってオーラスを迎えた同ツアーに花を添えた。

 同年12月21日にはウインターバラード「Winter Wonderland」を発表。新曲リリースの度に、次はどんな新しいクオリティの高いダンスを見せてくれるのか注目が集まる彼らだが、感情豊かに表現するバラード曲を聴くたびに、改めて優れたボーカルグループであることを思い起こさせてくれる。その発売を目前に控えた12月14日、フジテレビ系の音楽番組『2016FNS歌謡祭 第2夜』に生出演した彼らは、「Wonderful Christmas Time」をカバーして5人のハーモニーを聴かせ、代表曲「Everybody」の気合のこもったキレのあるダンスパフォーマンスで存在感を放った。


日本5度目のツアー「SHINee WORLD 2017〜FIVE〜」ファイナル

 2017年、2月22日に発売した5枚目のアルバムのタイトルは、メンバー5人の個性、そして5人の絆を表現した『FIVE』。アルバムリード曲「Get The Treasure」は、それぞれの個性を輝かせながらも、5人の絆を表現する繊細かつエネルギッシュなダンスが印象的なナンバー。1月からスタートした日本における5度目のツアー『SHINee WORLD 2017〜FIVE〜』では、同曲のパフォーマンスでセンターステージに寝転がった5人が手を繋いで五角形を描いた。スクリーンに映しだされたその映像に、会場の歓声が一段と高まったことは言うまでもない。同ツアー中の4月4日には、日本での100公演を突破。25万人を動員したツアーのファイナルは、日本で初めてワンマンライブを行った国立代々木競技場第一体育館だった。

「これからも共に」―5人が新曲に込めた深いメッセージ

 そして昨年末、誰もが驚いたメンバー、ジョンヒョンの急逝という悲しい報(しら)せ。その訃報の直前に発表されていたドーム公演『SHINee WORLD THE BEST 2018・FROM NOW ON・』開催の中止が、皆の脳裏をよぎったに違いない。しかし、彼らは大きな悲しみを乗り越え、ステージに立つことでファンとの約束を果たす決意をした。
 今年2月に4年連続で開催されたドーム公演のダブルアンコールで初披露され、ベストアルバムを締めくくる新曲、「From Now On」は切なくも美しいバラード曲である。オーケストラとピアノと歌のみで構成されており、メンバー5人の息づかい、声の温もりがダイレクトに伝わってくる。彼らを取り巻く全ての人に向けての、これまでの感謝の思いと共に、“これから先も共に歩み続けていこう”という決意表明のような前向きで力強さが感じられる内容に、SHINeeの未来を照らす一筋の光を見た思いがする。彼らのレパートリーにまた1曲、珠玉のバラードが加わった。

 収録曲とともにSHINeeの日本での7年の活動を振り返った。数々のヒット曲や新曲で構成された初のベスト・アルバム『SHINee THE BEST FROM NOW ON』は、ひたむきに全力で活動を行ってきた彼らの「いままで」だけでなく、「これから」も感じとることのできる内容になっている。SHINeeは歩み続ける、これからもずっと。


今年2月の東京ドーム公演でのファンからのメッセージ「FOREVER 5HINee」

 尚、本作の完全初回生産限定盤は、メンバー全員でレコーディングした新曲「Every Time」や「Tell Me Your Name」なども収録したDisc2との2枚組。また、映像特典として、17年に開催された全国ツアー『SHINee WORLD 2017〜FIVE〜』のライブ全曲ダイジェストと舞台裏の様々なシーンを収録した『DOCUMENTARY OF SHINee WORLD 2017〜FIVE〜』(約1時間37分)が収録されており、ファン垂涎の内容になっている。

■ベストアルバム「SHINee THE BEST FROM NOW ON」特設ページはコチラ

Go to Page Top

Go to Page Top