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(2012/11/05)

フジテレビ新体制の改革と挑戦〜内容の新鮮さを徹底的に重視


『世界は言葉でできている』(毎週水曜 19時57分〜)「当てる」のではなく「超える」をコンセプトに、現代の“コトバ”を操る各界の一流の人々(コトバスター)が古今東西の偉人の名言超えに挑む。


『オデッサの階段』(毎週木曜 23時〜)毎回様々なヒトやモノにスポットを当て物語を紡いでいく新感覚ドキュメンタリー。密着取材をせず、インタビューを軸に構成するのも特長。

 6月末に大規模な人事異動等が行われ、制作・編成ともに大幅に刷新されたフジテレビ。新体制により新たな船出となったのが、この10月期とも言える。23時台は全曜日で新番組がスタート。「COOLTV」という総称で新たなクリエイターの育成も目指すという。同社の今後の展望を立松新編成部長に聞いた。

 今夏、フジテレビで執り行われた大規模な人事改編によって、新たに編成制作局編成部長に就任した立松嗣章氏。編成部の現場のトップに立つ立松氏が、まず取り組んだ大仕事のひとつが10月の番組改編だった。

 「フジテレビは相変わらず、若い層から高い支持を受けており、高視聴率を獲得しています。ただ、長年、三冠王を続けてきたなかで、少し元気のなくなってきた番組も散見されたため、それぞれの番組の“健康診断”を行いました。その中で、10月改編で2つ新番組を登場させ、さらに『HEY!HEY!HEY!』の年内終了を決定しました」(立松氏/以下同)

 10月期の新番組では、ウィークデイの全曜日の23時台に、「COOLTV」という総称で、新番組を並べた。ここでは、新感覚ドキュメンタリー『オデッサの階段』や、知的“数字”バラエティ『Numer0n( ヌメロン)』などがスタートする。

 「最近は、番組が均一化しているように思います。従来、フジテレビが持っていたオリジナリティのあるコンテンツを復活させるためにも、この枠では、やや難解な内容のものであっても恐れず、内容の新鮮さを徹底的に重視しました」

 今一度テレビの面白さを知ってもらうには、ルーティンの発想を捨て去り、チャレンジする姿勢こそ意味があると、立松氏は続ける。「水曜8時に編成した『世界は言葉でできている』も主旨は同じです。“地上波のゴールデン枠でもこういう知的エンタテインメントができる”という、メッセージの発信ですね。厳しい勝負かもしれませんが、まずは若者層にしっかりアピールして、年配層に広がれば、必ず世帯視聴率もついてくると思っています」

 また、今改編は「改革のスタート地点。来年4月の改編ではより大きなチャレンジを断行したい」と話す。


■新たなクリエイターの育成やSNSの活用などにも挑戦
 スマートフォンの台頭については、リアルタイム視聴にもつなげるチャンスと話す。例えばセカンドスクリーンとして、番組と融合させることで新しい見せ方が提案できるという。

 「ロンドンオリンピックでは生中継を見ながらTwitterなどのSNSで交流することで祭りのような盛り上がりも見られ、相乗効果によって視聴率もアップしました」

 こうした動きを先取りしたのが、前述の「COOLTV」とYouTubeの連動。各番組の放送後に、番組に関連したオリジナル動画を配信する画期的な試みは、同社のチャレンジ精神を体現したものと言える。

 「新しい文化を生み出したいという思いは常にあります。特に月曜の『NumerOn』と『オデッサの階段』はフジテレビが発展していくためにも重要な番組だと捉えています。また、「COOLTV」枠には、新しいクリエイターの発掘育成という目的もあります。『オデッサの階段』では、これまで『踊る大捜査線』などのCG制作を担当してきた冨士川祐輔が、初めて総合演出を担当しています」

 立松氏は「当社にとって、今が大胆なチャレンジに取り組める最適な時期」と力を込める。まずは、10月期新番組が、どのような評価を得ていくのか、結果が注目される。


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