ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

特集記事一覧 > OC TREND WATCH

(2012/09/03)

5年目で応募総数は1万超え〜10代音楽ファンの心をつかむ『閃光ライオット』


東京・日比谷野外音楽堂で開催した昨年のファイナルステージの様子。「今後、野音を聖地化したい」と森田氏。

 毎年夏に開催される、10代の音楽イベント『閃光ライオット』が、今年で5周年を迎える。年々応募数は増加、今年もファイナルの様子を生放送するなど、例年にも増して盛り上がりが予想される。イベント立ち上げのキーマン的存在である、エフエム東京の森田太氏に、5年間を振り返った手ごたえについて聞いた。

■応募者数は年々増加 カギは“敷居の低さ”

 2008年からスタートした10代限定の音楽イベント『閃光ライオット』が、今年で5年目を迎え、ますます勢いを増してきた。毎年夏に、野外ステージで開催されるファイナルステージへの出場権をかけた“音楽の甲子園”とも言えるイベントで、TOKYO FMの10代向け音楽番組『SCHOOL OF LOCK!』とソニー・ミュージックエンタテインメント、KDDIの3社が主催する。

 応募組数は年々上昇しており、昨年に続いて今年も1万超え。ファイナルステージの動員も、2年目の開催(09年、東京ビッグサイトの特設野外ステージ)で、のべ1万人を超えており、今年の9月2日に開催される東京・日比谷野外音楽堂での動員も大いに期待できそうだ。さらにファイナル当日の様子を、スマートフォン(「au」のLISMO WAVE」)と『スペースシャワーTV』、全国95局のケーブルテレビなど、約2500万世帯に向けて生放送するなど、多角的にアピールして盛り上げる。

『SCHOOL OF LOCK!』のチーフプロデューサーを務めるTOKYO FMの森田太氏は、「そもそもメジャーデビューが条件のようなオーディションではなく、出場することに意義があるお祭りのようなイベントです。10代であれば誰でも参加できるので、バンドでもソロでも、カラオケでも可。選考のポイントも“どれだけステージで輝けるか”を重視するので、演奏が下手でも構いません。こういった応募への敷居の低さは、動員の大きなポイントでしょう」と説明する。

 また、携帯世代に向けたアピールも欠かさない。昨年は、ファイナリストの楽曲を「着うた」、「着うたフル」で提供したところ、約50万ダウンロードを記録。反響は上々だった。今年は、「au」スマートフォン向けのストリーミング型サービス「うたパス」内に、「閃光ライオットチャンネル」を開設し、8月末まで無料で情報提供する(9月から月額315円)といった試みも行う。

■10代に青春の場を提供 大人も本気でぶつかる

 イベントのコンセプトは、「“閃光”のように一瞬でも大きな光を放つ」こと。森田氏は「10代でそんな経験ができれば、その後の人生にも必ずつながる。個々の光が集まればすごいパワーになるし、音楽シーンの盛り上がりにもつながってほしいです」と熱く語る。とくに今年は、このイベントのために結成したバンドや、以前ファイナル進出できなかったためリベンジする、という応募者が多く、「“何かやりたい”と悶々と毎日を過ごす10代のために、夢中になれるような場を提供できていることが嬉しい。みんなの本気が伝わって、毎年号泣していますよ(笑)」と、これまでを振り返る。

 地方の予選会場にも出向き、応募者やリスナー達と語り合うこともしばしばだという。その内容は音楽から就職の相談など様々。場の作り手と受け手の距離が近いことも、動員を増やしている大きなポイントなのかもしれない。

 森田氏は今後について、「社会貢献に近く、利益目的のイベントではありませんが、必ず継続させていきます。将来は、閃光ライオットに出場したバンドを集めたフェスなども開催したいですね」と語る。今年はどんな感動のステージが待っているのか、10 代の底力に期待したい。



■関連記事
> 温故知新で再評価「大人のロック」若年層にも訴求(11年2月28日)
> ツイッター時代のバンドシーン、サイバースペースからの逆襲(10年8月30日)

特別増刊号 新進気鋭のクリエイターインタビュー集は9月末発売
クリエイターファイルVol.1〜伝わる力、伝わる感性〜




つづきはこちら

Go to Page Top

Go to Page Top