ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

特集記事一覧 > 特集

(2012/08/20)

CDブックレットもデジタル化


プレイリスト:ヴェリー・ベスト・オブ・シリーズ(洋楽ベスト盤50作、デジタル・ブックレット仕様を1300円で発売)


購入したディスクをPCに入れることでアーティストの詳細コンテンツが日本語仕様で展開。ディスコグラフィーなど豊富な情報も一括して閲覧可能。レア写真や壁紙などCDパッケージサイズ内で収めていたペーパーライナーノーツとは比べ物にならない情報量を誇る。ディスコグラフィーから旧譜購買への誘導もはかる。(プリントアウトも可能)

 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SJI)から新たなベスト盤シリーズ『プレイリスト:ヴェリー・ベスト・オブ』がリリース。BMGとの合併でカタログがより豊富になったことを示す充実のラインナップだが、最大の特徴は今回のようにまとまったタイトルのリリースで採用するのは初めてとなるデジタル・ブックレット仕様だ。

「ヨーロッパで企画された人気シリーズです。CDエクストラ仕様にライナーノーツがPDF ファイルで収録されている点が新しい試みであり、ヨーロッパならではのエコに配慮した企画ですが、デジタル化により、コストダウンにも成功しています」

 こう語るのはSJIマーケティング2部の白木哲也部長。カタログを扱う同部は、紙ジャケを含めて、低価格よりも企画性や高品質を重視してきたが、新シリーズはペーパーレス=エコの側面を考えつつ、1300円という低価格を実現させた。

 具体的にデジタル・ブックレットのコンテンツは、タイトルによって多少異なるが、基本は、@トラックリスト、Aファン垂涎のレアな写真を含む数枚のアーティスト写真、Bライナーノーツ(オリジナル&その翻訳)、C収録曲の詳細なクレジット、D選曲者を含むアルバムのクレジット、Eアーティストのディスコグラフィー、F『プレイリスト』のディスコグラフィー、G壁紙。テキストファイル以外の画像が充実されているのはデジタルならでは。

 ライナーノーツは、PDFファイルなので、文字の拡大は自在。文字が小さくなりがちな紙仕様の場合、読みづらいという不都合が生じることがあるが、その問題も解消される。さらに画面で文章を読むのが不慣れな人にとってはプリントアウトも可能だ。

「加えてアーティストのオフィシャル・ページなどにリンクが張られているので、これを入口にそのアーティストのファンになってもらう可能性。さらに選曲がサバイバーのようにバンド自身が行っていたり、ボブ・ディランのように長年のマネージャーが携わっている作品もあり、基本は押さえつつ、ひとひねりある選曲になっているのもこのシリーズの付加価値のひとつです」(同 関口茂課長)

 ヨーロッパでは30代〜50代のユーザーを中心に人気が定着しており、統一感のある洗練されたデザインでタイトルを揃えたくなる。ヨーロッパ盤は、さらにエコへの配慮からパッケージも特殊仕様の新しいものが開発されたが、日本盤はアメリカ盤同様にジュエルケースを使用。デジタル・ブックレットも、日本発売の作品を中心としたディスコグラフィーに差し替えられるなど、ローカライズされた内容になっている。利便性からも日本で定着していく可能性は、十分にあるだろう。


■関連記事
> パッケージデザインの付加価値再考(11年6月9日)
> “心の満足度”を重視〜4大メジャーが洋楽コンピCD制作(12年4月30 日)



つづきはこちら

Go to Page Top

Go to Page Top