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(2009/06/11)

店頭から音楽業界を活性化 オンデマンドCD複製・販売システム「MEG-CD」

 昨年9月に設立されたUSENの子会社、ミュージックグリッドが、CDショップ店頭で音楽CDの作成・販売ができるオンデマンドCD複製・販売システム「MEG-CDシステム」を6月10日より本格始動する。

 音楽配信×展示物販、それぞれの強みを融合したシステム

 MEG-CDシステムは、廃盤CDや生産中止楽曲、EP・LP作品など、手に入りにくいCDを店頭で製造・販売できるシステム。簡単な操作により音源の録音、ジャケ写・歌詞カードの印刷、CDレーベルの印刷まで処理することが可能で、音源は非圧縮のため、通常の音楽CDと同等の音質で音楽を楽しむことができる。USENグループで培ってきたインフラを最大限に活かし、高速かつ安定したネットワークで提供できることも強み。ミュージックグリッド・境弘邦氏は、MEG-CDについて「音楽配信と展示物販の利点を、一緒に発揮できるもの」という。

 「小ロットでなかなか生産できない商品を、「CD」という形で手に取り、買ってもらうにはどうしたらいいか? というところからスタートしました。1枚からの受注にも対応できるので、資金、スペース等の問題で、在庫を多く持つことが難しい店舗も、リスクを背負うことなく品揃えを増やすことができます」(境氏)

 そもそも、今回のシステム開発の背景には、中高年層向けのパッケージを取り扱う専門店が相次いで閉店していることが挙げられる。MEG-CDにより、ユーザーのニーズに見合った在庫を“保有”することで、店頭を活性化していく。

 スタート時は、レコードメーカー4社と契約し、272タイトルをラインナップした。作品は「過去に発売されたもので店頭にないもの」が中心。未シングル化作品やMEG-CDオリジナルタイトルも発売される。なお、1曲単位ではなく、作品単位の購入となる。

 境氏は今後、「どれだけタイトルを充実させていけるか」が重要なポイントだという。歌謡曲、70〜80年代のアイドル、アニメソングなどを中心に、毎月100〜200タイトルを増曲。ユーザーにはフリーペーパーや店頭でのキャンペーンを通して認知を高めていく。開始時の設置店は3店舗だが、同社 営業部の杉江博泰氏は、「3年後には1000店舗まで増やすことが目標」と意気込む。

 「CDでもない、配信でもない、“第3の流通”として育てていきたい。レコードメーカーさん、レコード店さんそれぞれに負担も少なく、メリットが高いシステムですし、MEG-CDを通じて音楽業界を活性化していきます」(境氏)

 果たしてパッケージの需要創造の一助となるか? 注目が集まる。

MEGCDスキーム図

(ORICON BiZ6月8日号より抜粋)

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