ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

特集記事一覧 > OC TREND WATACH

(2012/07/02)

「音楽のテーマパーク」という
a-nation本来のコンセプトに立ち返るためのチャレンジ

林 寿朗氏
(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ代表取締役副社長) Profile/68年生まれ。02年にアクシヴ(現・エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)に入社し、a-nation草創期から企画・運営に携わる

――まず、かたちを大きく変えた理由をお聞かせください。
林:a-nation も、特に開始から7、8 年目以降は移動型サーキットスタイルのライブフェスとして、完成形と言っていいものになっていたと思います。ただ、一度完成してしまうと、あとはピークアウトを迎えるしかない。a-nation のコンセプトは、実は「音楽のテーマパーク」というものでした。単にライブを見ていただくだけでなく、コミュニティエリアで食を楽しんでいただいたりと、ライブを待つ間の楽しみも演出した空間作りまで含んだかたちの移動型フェスとして立ち上げたのですが、ここ数年は一つの側面として、人気アーティストがどれだけたくさん出るかといった部分が目立つものになっていたと思います。だから、今回スタイルを変えたのも、本来のコンセプトをもう一度取り戻そうということなんです。完成形のうちに、もう一度チャレンジしようと。

――「テーマパーク」を具現化するものが、新たに設けられる“musicweek”ということになりますか。
林:音楽を真ん中にして、ファッションや食など、関連させられる様々な要素を集約した空間を作りたかった。とにかく広い場所を確保し、一からそういった空間を作ろうというアイデアもあったのですが、ユーザーがリアリティを持って「テーマパーク」と感じられる場所はどんなところだろうと考えていき、ヒントになったのは、マイアミの「ウィンターミュージックカンファレンス」でした。いつもの街がその期間だけまったく違うものとなり、どこに行っても音楽に触れられるような空間になる。そう考えると、渋谷というのは単なる繁華街ではなく、音楽やファッションなど、いろんなものを生み出してきた街でもありますし、アジアに対する情報発信についても、大きな可能性を持つ街です。そういった街と一体化して、a-nation を作っていきたいと考えました。


■イベントへの接触者数は100万人を見込む
――動員についてはどのような見通しをお持ちですか。
林:これまでの数年間は毎年25 万から30 万人を動員していたのですが、今回も全体で30 万人を見込んでいます。ただし、これはチケットを購入していただく直接の動員数だけの話で、周辺でa-nation に接触していただくのは100 万人と想定しています。

――面としての展開が昨年からは飛躍的に大きくなりますね。
林:そこが「テーマパーク」と位置付けてやることの最大の狙いでもあって、単純なチケット購入者数ではない部分が、このイベントのポテンシャルを決めると考えています。

――プロモーションについてはどのようにお考えですか。
林:今年のa-nation は「テーマパーク」として、チケットを購入した人以外にもできるだけ楽しんでいただこうと考えていますから、むしろブランディングのためのプロモーションに相当力を入れています。こういう時代ですから、デジタルの領域でもいろいろ仕掛けを行っていて、例えば、アメーバピグさんと連動し、渋谷のバーチャルタウンを作ったり、グリーさんとでゲーム展開を行ったり。また、フジテレビさんと共同で企画制作を行うかたちにしているのですが、番組とも連動する共同プロモーションを行ったり、あるいは主だった動画サイトでの放映やライブビューイングも行うなど、とにかくウィンドウを広げ、移動型フェスではなくなった分、地方の方々にも触れていただき、さらにアジアの方々にも楽しんでいただけるようなオープンな展開を計画しています。




> 11年目のa-nation、スタジアムとタウンのフェス2本立て開催の狙い



Go to Page Top

Go to Page Top