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(2012/06/04)

アーティストのFacebook最新活用術


AIのFacebookページトップ 画面。「いいね!」の数は10万人を突破している

 月間利用者数が1000万人を突破(ネットレイティングス調べ)するなど国内でもFacebook利用者が急増するなか、音楽でも公式ページが相次いで開設されるなどプロモーションに活用しようとする動きが見られる。すでに10万人以上のファン(いいね!の数)を獲得しているAIの事例をもとに、その活用の可能性を探る。

 新しいデジタルツールが続々と登場するなかで、SNSの活用に関しては、オリジナルコンフィデンス新年特別号でも「ゲーミフィケーション」をキーワードに紹介した。ただし、それらは限られたファンへのアピールの域を出ないものも多く、未だ模索段階とも言える。では、よりマスへと向けた音楽プロモーションにおいては、どのような可能性があるのだろうか。そのヒントについて、AIを担当するEMIミュージック・ジャパンの梶望氏は、「Twitterは1対数万という関係が成り立ちますから、情報を発信したいキャンペーンでは相性がいい。一方で、Facebookは情報が拡散しにくく、バズは生まれにくいが、バイラル(伝播)は生まれやすい。ですから、双方向性を重視しながら良質なバイラルを作るにはどうしたらいいのか、ということを徹底的に考えるべきです」と語る。

 AIは「良質なバイラル」を生み出すことを追求してきた結果、10万人以上の「いいね!」を獲得し、日本人アーティストのなかでも上位に入っている。では、具体的にはどのような施策が有効だったのか。

 ひとつめは“双方向性”を重視しているメディアならではの、ユーザーとアーティストのコミュニケーションの加速だ。AIは今年3月のFacebookページの仕様変更に伴い、「BandPage」というアプリを導入した。Facebook上に楽曲や動画、コンサート情報などを集約できるもので、海外ではすでに50万組以上のアーティストが利用。制作元のRootMusic社と国内独占契約を結んだITTA INTERNATIONAL INC. の角田一太氏は、「Facebookとしては今後、日本での一般ユーザーの拡大のため、アーティスト利用の可能性を探っているところです。そのときにアーティストがFacebook上で個性を表現し、コミュニケーションを生むのが「BandPage」です」と話す。


■今後の課題は海外へのアプローチ
 また、“新しいツールを使った新しいコンテンツ”というアピールも有効だ。4月11日に発売した「BeautifulLife」では新たな試みとして“ユーザー参加型”のミュージックビデオ(以下、MV)企画を展開。再生すると個人ページ全体が映像作品になり、ウォール上に映像が流れていったり、過去にアップロードした写真が次々に表示されたりと、あたかも友人とMVに参加しているかのような感覚を覚えることができる。

「ソーシャルでの展開で一番大事なことは“共感”。今一番熱量の高いFacebookで、共感を意識しながら新曲をクリエイティブに表現できないだろうか、と考えたのが始まり。自信を持って“面白い!”と送り出せるものを作れば、自ずと人が集まってくると思います」(梶氏)

 今後は海外へのアプローチを加速させていきたいというが、MV企画の製作に携わるハイ・コンセプトの代表取締役・谷田部丈夫氏は「簡単に海外とつながることができる環境があるなかで、日本でAIさんが“楽しいよ!”とやっていれば、必ず伝わる」、同じく同企画に携わるミスターフュージョンの代表取締役・石嶋洋平氏も「今世界で一番使われているプラットフォームで、最先端のものが好きなユーザーにフォーカスして新しい映像表現を提示していけば日本と海外はつながる」と口を揃える。

 まだ試行錯誤の段階ではあるが、先進的なアーティストが道を切り拓いていくことで、Facebookが新たな音楽プロモーション媒体となる日もそう遠くないだろう。


> フェイスブック、プロモーション活用法



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