ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

特集記事一覧 > OC TREND WATCH

(2012/05/28)

ローソンHMVが新レーベル設立 小売×媒体×興行で創出する“ユーザー360°”


「ローソン」と6 坪前後で展開するCD・DVD ショップ「HMV SPOT」が一体となった「ローソンHMV 表参道店」
※ 外観イメージ



Mastard Records の第1 弾、荒井由実のカバー作品集『東京カフェスタイル ♯ 1 ストーリー』

 11年9月にローソン子会社のローソンエンターメディアとHMVジャパンが合併して誕生したローソンHMVエンタテイメント。4月には新レーベル「Mastard Records」を設立。さらに6坪前後で展開する「HMVSPOT」をローソン店舗内に併設した新店舗も表参道にオープン(5月15日)するなど、いよいよ本格的に活動を開始している。

 HMV、ローソンチケットなどの運営を行うローソンHMV エンタテイメント(以下LHE)が、新たに音楽レーベル「Mastard Records」を設立した。このレーベルはLHE が事業コンセプトとして掲げる、ユーザーのエンタメ・ニーズに全方位で応える事業展開“ユーザー360°”の一環。小売と媒体を併せ持つLHE の特性を活かし、新たなレーベルの在り方を模索していくという。

「HMV、ローソンの店舗、さらにEC 事業も含め、“ユーザーの顔が見える”ということが我々の強み。どのような方が何を買われているかというデータは豊富にあります。それらを活用し、商品展開に反映させていきたいと思っています。また、全国に1 万店以上の店舗を持つローソンとの提携も視野に入れています」(LHE 取締役 常務執行役員 新規事業開発本部 本部長/大野誠一氏)

 Mastard Records の第1 弾作品は、松本英子、池田綾子などの実力派女性シンガー6 人のユニット「f.e.n.」による荒井由実のカバー作品集『東京カフェスタイル ♯ 1 ストーリー』。本作の制作には“ユーザーが今求めている、良質な音楽を提供する”という意図も込められている。

「現在、CD を購入する層の中心は30 代以上。“荒井由実”のカバー集も、その年代を意識してプランされています。“東京カフェスタイル”はユーザーの反応を見ながらシリーズ化したいと思っていますが、今後も1 つの作品で大きなヒットを狙うというよりは、安定したセールスが見込めるラインナップを揃えていきたいですね。最近はメジャーレーベルを離れ、独立して活動するアーティストも多いですが、彼らと提携することもあり得ると思います」(新規事業開発部部長 兼 営業推進部/石倉正啓氏)

 また、レーベルの自主興行を企画することで、CD の販促につなげたいという狙いもある。

「自主興行(「HMV THE 2MAN」など)のノウハウ、ローソンチケットのプレイガイド事業、自社制作CD を組み合わせていきたいと考えています。それはCD の販売場所を増やすことにも繋がります」(大野氏)


■ユーザーの生活導線に商品・小売・媒体が近づいていく
 5 月15 日には、HMV とローソンによる初のコラボ店「ローソンHMV表参道店」もオープン。同店は大阪・あべのキューズモールに昨年オープンした約6 坪の超小型店「HMVSPOT」の第2 弾でもあり、約5.2坪の店舗に240 アイテムを揃える。もちろん予約・取り寄せも可能だ。

「よく“流通が変われば売れるものも変わる”と言われますが、コンビニでCD が購入できることによって、何か新しいことが展開できるのではないか、と。これまで音楽業界では、小売がユーザーに近づいていくことはほとんどやってこなかった。そこにこそ新しいチャンスがあると思っています」(新規事業開発部 音楽レーベル事業担当 シニアマネージャー/柳田恒雄氏)

 コンビニでのCD 販売が小売、媒体、レーベル、興行などを総括的に活用することによって、ユーザーのニーズを掘り起こし、新たなマーケットを創出する可能性は高い。LHE のコンセプトがどのような効果をもたらすか、今後も注視していきたい。


> 小規模レーベルが提示する音楽レーベルの未来



つづきはこちら

Go to Page Top


週刊『コンフィデンス』とは

@音楽・映像・書籍のランキング&マーケット動向
Aエンタテインメント市場の調査・分析
B人気作のヒット分析
C業界キーマンのインタビュー

などが網羅できる定期購読誌です。


コンフィデンス 雑誌購読のお申し込み

 

Go to Page Top