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特集記事一覧 > OC TREND WATCH

(2012/05/14)


第11回の大賞受賞者・齊藤友鯉子氏が
手掛けたカラーボトルのアルバム『COLOR BOTTLE』



第12回エンタテインメント
パッケージ アワード大賞受賞作を
そのままジャケットに起用した
CD『Feel The Earth〜ワールドビート・スタンダード』

学生のデザインを市販CDに起用〜epa大賞受賞作

 デザイナー発掘と育成のために00年よりスタートした『エンタテインメント・パッケージ・アワード』。その第12回大賞受賞作が決定し、5月23日にビクターエンタテインメントより発売されるCDのジャケットカバーに起用された。同アワードでは次世代を担う新しい才能の発掘と育成、そしてその機会創出にきっかけを与える。

 『エンタテインメント パッケージ アワード(epa)』の第12回の受賞者が1月に決定した。CDジャケットの印刷などで知られる金羊社が00年より社会貢献の一環として開催しているもので、主催はエンタテインメント パッケージアワード実行委員会(同社は後援)。第1回から共催には各レコード会社の名が連なり、音楽業界と連携した形で若きデザイナーにスポットをあて、パッケージ商品への関心もあおり、市場拡大に期待を込める。大賞受賞者には賞金のほか、受賞作品が市販CDに起用されるという副賞も。これが参加モチベーションに寄与している。

 08年からは1名1作品と規定を変更しつつも応募者数は増加。第12回は1960作品がエントリーした。音楽も印刷も市場が厳しい時代にあって、グラフィックに関わる若きデザイナーたちの就職難も改善したいのが実情だが、このように参加者が増えている事実も見逃せない。こういったデザインを専門に学ぶ若い学生にチャンスを与えたいという思いがepa を続ける理由だという。

 金羊社epa実行委員長の河津睦彦氏は、「元々は優秀賞までしか選んでいませんでしたが、現在は入賞者30名も表彰するようにして、若き才能にスポットをあてています。これがそれぞれの就職やキャリアアップにつながれば、という思いがあってのことです」と話す。

 そしてこの第12回大賞を受賞した作品にはひとつのトピックが生まれた。これまで受賞作品のCD化の際は、タイトルの文字要素などを含めて、2次的に手を加える必要があったのだが、今回の城尾裕介氏(桑沢デザイン研究所)の受賞作はそのままの形で商品化された初めてのケースとなった。

 「イマジン」から「君の瞳に恋してる」まで、時代を超えて愛される楽曲を、ギター、ピアノ、フルートなど、様々な楽器によってカバーしたヒーリング・サウンド集『Feel the Earth 〜ワールドビート・スタンダード〜』で、5月23日にビクターエンタテインメントよりリリースが決定。アルバムのブックレットには第12回epa入賞作品の一覧も掲載することで、CDパッケージ商品からもepaをアピールし、その意義などを広くユーザーに伝える。

 なお、第11回の大賞受賞者である齊藤友鯉子氏(東京モード学園/当時)は、2月に発売されたドリーミュージックのアーティスト、カラーボトルの3rdアルバム『COLOR BOTTLE』を手がけた。今ではドリーミュージックのグラフィックルームに所属し、アーティスト・グッズなどのデザインも手がけている。

 受賞者の城尾氏は、審査委員長の信藤三雄氏(アート&映像ディレクター)から言われた言葉が印象に残っているという。「もっとも優れていたよ。ただ、店頭に置かれた時のインパクトもイメージした方がいい」という言葉だった。デザイナーとして職を持つという意味を改めて感じ、まだまだ勉強しなければならないことはたくさんあると感じたという。芸術家としてだけではなく、職業作家としても成立するデザイナーになるためのそのスキルを若い世代に伝えていくこともepa の目指すところだろう。河津氏は「質の高い音楽パッケージデザインを求めるべく、可能性のある才能を発掘・育成することを今後も目的として続けたい」と語り、より多くの参加を期待する。

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