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(2009/05/28)

『WIRE』が業界初の施策で目指す
ライヴチケット×音源×イベントの融合

 今夏11年目を迎える屋内ダンスミュージックフェス『WIRE』が5月21日に先行販売を開始した前売り券は「着うたフル 」/「着うたフルプラスTM」付きで話題を呼んでいる。音楽業界初の試みでKS社とKDDIが目指すものとは?

権利が一元化された強みを活かしたシームレスな連動

 電気グルーヴの石野卓球がオーガナイズする国内最大の屋内ダンスミュージックフェスティバル『WIRE』が8月29日に横浜アリーナで開催される。その前売りチケットが6月20日の一般発売に先がけ、5月21日から先行販売を開始しているが、auチケット購入者(auユーザー限定)が特設サイトにアクセスして券面のシリアル番号を入力すると、石野卓球の未発表音源の「着うたフル」もしくは「着うたフルプラス」がダウンロードできる音楽業界初の施策で話題を呼んでいる。

WIRE

 この施策が実現した経緯についてKS社キューンアーティスツの中村美保己氏は、「昨年のWIREで、LISMO体験ブースやWIRE×LISMOのコラボグッズが人気を博したKDDIさんと今年も新しいトライアルができないかという可能性を追求するなか、KDDIさんから「着うたフル」/「着うたフルプラス」付きチケットのご提案をいただきました」と語る。

 昨年末サービスを開始した「着うたフルプラス」の普及を図るうえで、今回のコラボレーションはKDDIサイドにも意義がある。

 「携帯で音楽を聴く習慣のない世代にきっかけを提供したいという思いで高音質化した「着うたフルプラス」をいかに体験につなげるかを考えたとき、WIREの客層はモバイル配信のコアユーザー層ではないものの、最先端なもの、ハイテクなものに対する感度が非常に高いので、イベントと融合したアプローチをしてみたいと考えました」(KDDI コンテンツ・メディア本部 千葉好信氏)

 「音楽を楽しんでいただくことで認知を拡げたいと思っていますので、まずはチケットに付く音源を聴いてイベントを心待ちにしていただければ。今後もたくさん用意している仕掛けの体験を通じて、au携帯のサービスにご注目いただける契機になればと思います」(同・林誠氏)

 このコラボ企画がすぐに実現に至ったのは、権利や決定権が一元化されていることにあると前出の中村氏は言う。

 「石野卓球はレーベルも事務所もキューンレコード、そしてイベントの主催やチケットの発売元もキューンレコードなので、『WIRE』は新しいトライアルがしやすいイベントなんです」

 その強みを活かし、今後はパッケージやマーチャンダイジングとのシームレスな連動を視野に入れているという。

 「来場者の7割がリピーターなので、イベント1日限りではなく事前、事後まで、auさんとコラボしないとできない携帯端末を使った新しいメニューで観客を楽しませたい。今回の『「着うたフル」/「着うたフルプラス」付き前売りチケット』は前半の盛り上げ施策ですので、今後の展開にもご注目ください」(中村氏)

(ORICON BiZ5月25日号より抜粋)

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