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(2011/03/28)

伝える側の背景や人生が見える「言葉にまつわる本」がヒット

 先行きが全く見えない状況にあるとき、出合ったことのない大きな困難にぶつかったとき――その壁を超えるために自身が培った経験やノウハウをどれだけ結集・駆使しようとも、それだけでは頼りなさすぎる。そんなときの指針となるのは、似た状況をすでに乗り越えてきた先人や他者の言葉だろう。「言葉」にまつわる書籍が売れている。

 3/21付BOOK部門では、TOP50内の4作が関連作。最高位は2位の『ONE PIECE STRONG WORDS 上巻』だ。これまでにコミック61巻、計2億部を発行してきた、言わずと知れた人気作『ONE PIECE』。本作は、これまでのストーリーで生みだされてきた名言を「旅立ち」「戦い」「覚悟」「智彗」「別れ」のテーマ別に選出。イラストや場面カットとともに紹介している。解説は、『日本辺境論』などのヒット作をもつ思想家・内田樹。彼はツイッターで「『ONE PIECE』はある意味、現代の聖書」と発言しており、読者の反応も「改めて読むと、名言の多さに驚く」など概ね好評だ。読者は20〜40代の男女が中心だが、50代以上の男女も11.3%いるようだ(紀伊國屋パブライン調べ)。

 このほか、14位にはNTV系『人生が変わる1分間の深イイ話』人気企画の書籍化『3行ラブレター 読む!深イイ話U』がランクインし、99歳柴田トヨの詩作である15位の『くじけないで』は100万部を突破した。50位『島田紳助100の言葉』は、「未来の中で、今日が一番若い」「老後のために、金と筋肉と友達を蓄えよ」など、紳助の哲学が詰まった書き下ろし作だ。53位には『超訳 ニーチェの言葉』がつけている。

 書き手の人生を通して発せられる思いのこもった言葉は、その背景を知ることによってよりいっそう受け取る側の心に染みるものだ。「言葉」の数だけそれぞれの思いがある。人々はそのことに改めて気がついたのだ。

3/21付で上位にランクインした「言葉」にまつわる作品

『ONE PIECE STRONG WORDS 上巻』
『ONE PIECE STRONG WORDS 上巻』
尾田栄一郎・著
内田樹・解説
11年3月発売
798円(税込)
集英社・刊

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