ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

ニュース一覧 > NEWS

(2009/04/30)

グッズとの連動で相乗効果を狙う
洋楽各社のTシャツ販売サイト立ち上げ相次ぐ

「ドロップシッピング」でノウハウ・インフラを補う

 「360度モデル」が注目されるのに伴い、日本の洋楽レーベルの間でもCDの周辺事業領域への関心は高まっており、こと、マーチャンダイジング事業に関しては、近年、担当部署を設置するなどの動きを見せるレーベルも出てきている。しかし、販売ノウハウやインフラ、人員の不足が課題となり、洋楽レーベルによるマーチャン事業は本格化していないというのが、現状だ。そんななか、注目を集めているのが、在庫リスクが低いWEBサイト上での販売方法『ドロップシッピング』である。81年より海外アーティスト公式グッズの販売を手がけるジャパン・オールラウンド・ミュージック(以下、JAM)では、サイト構築から、商品発送、決済、カスタマー・サポートまでをフォローする独自のドロップシッピング・サービスを行っているが、今年に入り、JAMと提携し、マーチャン事業を本格化させる洋楽レーベルが相次いでいる。

 各社の動きは、下図にまとめた通りだが、1月にはSND社がオアシスのTシャツサイトを立ち上げ、3月にはUM社が、同社の提携するアーティスト公式グッズメーカー『ブラバド』の販売サイトを、またWMJ社が米の人気レーベル『フュエルド・バイ・ラーメン』のアーティストTシャツを販売開始した。

 「今回の提携の根底にあるのは、レコードレーベルと当社との“WIN-WINの関係”を作ること」と語るのはJAM 広報・宣伝企画部 部長の金子ヒロム氏。 「「360度モデル」というと通常は、「ある1社がアーティストのすべてに権利を独占し、利益を上げる」というモデルを想像しますが、今回のケースでは、グッズの販売を行う当社と、CDの販売を行うレコード会社のプロモーションを連動していくことで、相乗効果でお互いの売上を高めることが狙いです」(金子氏)

 SND社の例で具体的に説明すると、オアシスの公式グッズのライセンスを受けるJAMとアーティスト・プロモーションを行うソニー・ミュージック(SME)が提携することで、SMEでは、3月に行われたオアシスのジャパンツアーの盛り上げとしてグッズ展開を活用する一方、JAMではSND社のショッピングページ内に販売サイトを立ち上げることで販売チャンネルを増やす。Tシャツの売上が増えれば、販売手数料がSND社に入る形となる。実際にオアシスのTシャツは、3月19日から25日まで開催されたJAM主催のグッズ販売イベント『ロックンロール・バザール‘09 in 池袋』(東京・池袋P’パルコにて)でも出品されたが、金子氏によれば、好調な売上を見せたという。

 WMJ社でも、「『フュエルド・バイ・ラーメン』所属のパラモアを、グッズを連動させる形で立体的にプロモーションをすることを考えており、今回のTシャツ販売サイトの開設はその第一段階と位置づけている」(WMJ社インターナショナル本部 プロダクトマーケティング部 道島和伸氏)としており、同社ではパラモアに関して、今後もグッズを活用した仕掛けを検討しているとのことだ。本格化してきたアーティスト・プロモーションとマーチャン事業の連動。この試みが今後広がっていくのか、注目される。

サイト比較

(ORICON BiZ4月27日号より抜粋)

Go to Page Top

Go to Page Top