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(2011/02/21)

子どもはリアルに、大人は想像して楽しむ『こびと大百科』

 ランキング上位に入ることこそないものの、08年の発売以来着実に売れ続け、10万部突破もそう遠くないであろう書籍がある。『こびと大百科〜びっくり観察フィールドガイド〜』だ。2/7付BOOK部門では110位にランクイン、累積売上部数は9.0万部となっている。また、昨年9月に発売されたシリーズ最新作『こびと観察入門<1> 捕まえ方から飼い方まで』は同日付で115位・6.4万部を売上げている。

 『こびとづかん』シリーズのひとつである『こびと大百科』は、こびとの観察ガイドブック。こびとの観察方法や生態、捕獲の仕方などを、イラストと写真で解説している。DVDやiPhone用アプリ化されたほか、フィギュアや文具、Tシャツ、ポストカードなどのグッズも多種発売されており、ヴィレッジヴァンガードなどではまとめてコーナー展開されている――という説明や表紙写真から「大人向けのサブカル書」と思われるかもしれないが、その読者層は子どもから大人まで幅広い。

 著者のなばたとしたかは『絵本ナビ』のインタビューで、「つくっているときは“自分が楽しみたい”“面白いものをつくりたい”という思いばかりで、読み手の年齢を意識していなかった。最初は大人から、気付いたら子どもからの反応が増えていた」と語っている。子どもからは自然に受け入れられ、「どうしたらこびとをうまく捕まえられますか」といった質問も寄せられるとか。その言葉を裏付けるように、版元の長崎出版・中西洋太郎氏(編集長)は「絵本らしくない内容のため、当初は児童書コーナーには置いてもらえなかった。次第に人気が出てきて、現在は児童書でコーナー展開をしてくれる書店も」と続ける。

 読者からの反応は「娘は“緑のこびとはくさいから触っちゃダメ”と真剣に言う」「子どもに買ったら、友だちから“貸して”と大人気」「大人でも癒される、笑える」などさまざま。子どもたちは“リアル”に、大人たちは“想像”して、こびとたちと楽しく向き合っているようだ。

『こびと大百科〜』『こびと観察入門〜』の売上推移

『こびとづかん』の公式サイト
『こびとづかん』の公式サイトには、絵本には書ききれなかったこびとたちも描かれている

『こびと大百科〜びっくり観察フィールドガイド〜』
『こびと大百科〜びっくり観察フィールドガイド〜』
なばたとしたか・著
08年10月発売
1575円(税込)
長崎出版・刊

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