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(2011/02/21)

昭文社のブランド力を見せつけた『工場見学』のヒット

 その名のとおり、首都圏にある工場見学できる施設を紹介した『工場見学首都圏版』。ここには「見学コースやおみやげの充実度」をポイントにした140もの工場が紹介されており、それぞれ見学コース(工程ごとに写真で紹介)・おみやげ・どんな体験ができるか・所要時間・ひとりでの参加は可能か・予約方法などの内容で構成されている。

 2/7付の旅行ガイドランキングでは、ハワイやソウル、ディズニーランドなどの魅力的な旅先のガイドブックを押さえ、本書が堂々2位にランクイン。同日付BOOK部門では、67位につけている。初版の5万部は発売して5日で品切れになり、即3万部が増刷されたほどの人気ぶりだという。

 巷では、数年前から工場見学がちょっとしたブームになっている。旅行会社が企画する工場見学ツアーも人気だ。ほとんどの工場が無料で見学できることから「不況時のレジャー」として注目されたことや、カップルや親子はもちろん、ひとりでも楽しめることなどが人気の理由である。雑誌やテレビなどでも頻繁に取り上げられており、『シルシルミシル』(テレビ朝日系)のようにレギュラーで工場に潜入する番組も。そのため、数ヶ月先の予約まで埋まっている工場も珍しくないようだ。日経新聞では、工場見学ブームについて「近場で手軽に楽しめ、ノウハウが詰まった“本物の仕事場”が見られるのが魅力。企業側は、製造現場を公開することで消費者や地域に安心感を与えられる。さらに、製造現場で働く人は、消費者とじかに触れ合うことでやる気が喚起される」と、そのメリットを分析している(10年8月21日号)。

 当然、これまでも工場見学をテーマにした書籍は多数出版されてきたが、マニアックな印象を払拭しきれないためか、大きなヒットに繋がったものはなかった。そういった意味では、「ガイドブック出版社」としての認知度とブランド力が圧倒的な昭文社が本書を発行した意味は大きいだろう。今後、工場見学はさらにメジャーなレジャーとなっていくかもしれない。

主な工場見学・社会見学ガイド本

『工場見学 首都圏版』
『工場見学 首都圏版』11年1月発売/880円(税込)/昭文社・刊

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