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(2011/02/09)

フェイスブック創設者のドラマ性が読者層拡大のカギ

 言うまでもなく、IT関連書は数多く発売されている。ここ1〜2年ではツイッターやスマートフォン関連のヒット作がいくつか生まれており、今後は「次なる注目株」とされるフォースクエア(位置情報サービス)関連書が増えるだろう。

 では旬のIT書は?といえば、こちらも言うまでもなく、現在5億人超が利用している世界最大の交流サイト『フェイスブック』についてのものだ。まだ上位にランクインしている商品はないが、関連書は続々発売され、コーナー展開している書店も多い。

 仕組みや活用方法について書かれた書籍が多いなか、今後のヒットの可能性を感じさせるのは、フェイスブック創設者・現CEOのマーク・ザッカーバーグに迫ったものだ。彼がハーバード大学在学中に始めた小さなサイトは急成長し、26歳のザッカーバーグはいまや世界で最も若い億万長者に。2010年『Time』誌の「Person Of The Year」にも選ばれた。こうした「人」にまつわるドラマ性はツイッターやスマートフォン関連書にはなかったものであり、26歳という若さもインパクト大。丸善丸の内本店・田中大輔氏は「これまではスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ人気が高かったが、若者は世代が近いザッカーバーグに惹かれるようだ」とコメントしている。

 現在のところ、その人間性にスポットを当てた売行き良好書は『フェイスブック 若き天才の野望』『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』の2作。前者はマスコミ嫌いのザッカーバーグへ独占取材し、その生の声を元にしたサクセスストーリー的なつくりに。後者は映画『ソーシャル・ネットワーク』の原作本。ザッカーバーグ以外の関係者の声を元に構成されており、「サクセスストーリーの闇に迫った再現ドラマ」という楽しみ方をする読者が多い。

 フェイスブック関連の読者層は、現時点では30〜40代男性が中心(紀伊國屋パブラインより)だ。しかし、今後のザッカーバーグの認知度の高まりとともに、読者層も広がりを見せるであろう。

主な『フェイスブック』関連本

『フェイスブック 若き天才の野望』
『フェイスブック 若き天才の野望』
デビッド・カークパトリック・著
滑川海彦、高橋信夫・訳
小林弘人・解説
11年1月発売
1890円(税込)
日経BP社・刊

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