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(2011/01/31)

増えるラノベの実写映画化。キーとなるのは「女性読者層」

 8年前に起こった誘拐事件の被害者である“みーくん”と、彼に偏執的な愛情を寄せる同じ事件の被害者“まーちゃん”との狂気と純粋さに満ちたラブストーリー『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』。台湾や韓国などアジア各国でも発売され、1月22日には主演・大政絢で実写映画も公開された人気作だ。この最新作かつ最終巻である第10巻が、1/17付のBOOKランキング文庫部門でシリーズ最高となる9位に初登場した。

 著者の入間人間は、この数年で頭角を現してきたライトノベル界の新鋭。人間関係の描写に定評があり、作品ごとに着実に新たな読者層を開拓している。代表作のひとつ『電波女と青春男』が4月からアニメ化されるほか、「月刊入間人間」と称されるほどの筆の速さもファンにとっては大きな魅力。「近々ラノベの枠を飛び越えて活躍するはず」と各方面から高評価を得ている作家である。

 ところで、最近増えているのが、ライトノベルからの実写映画化だ。これまでアニメ化される作品は多かったものの、実写化となると年に1本程度だったという。それが、2010年には『ライトノベルの楽しい書き方』『半分の月がのぼる空』『私の優しくない先輩』『マリア様がみてる』など一気に急増しているのだ。

 その理由としてまず挙げられるのは、ラノベ市場の拡大だろう。09年に1914万部だった年間売上部数は、10年には2592万部と、700万部近くも増加している。部数の増加とともに、ファンタジーが主流だったテーマもどんどん広がった。それに伴い、読者も10〜20代男性が中心だったのが、30代以上の男性や女性までを取り込む結果に。ちなみに、アニメ化される『電波女〜』は圧倒的に男性読者が中心なのに対し、今回実写化された『みーまー』は女性層も取り込んでおり、19〜29歳の女性は16.6%にも上る(紀伊國屋パブラインより)。

 現在のところ、ライトノベル実写化の際のキーとなるのは「女性層」からの支持のようだ。

2010年移行、実写映画化された主なライトノベル

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 10 終わりの終わりは始まり』
(c) 2010「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 10 終わりの終わりは始まり』
入間人間・著
左・イラスト
11年1月発売
515円(税込)
アスキー・メディアワークス・刊

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