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(2010/11/24)

覆面歌手で成功したビジネスモデル「京おんな」

 6月にレコチョクで着うたの配信が開始されるや、演歌チャート週間1位、総合12位を獲得し話題を集めた楽曲「京おんな」。匿名歌手・京(みやこ)が歌う同曲は、その後CDでもリリースされ、7/5付ランキングで総合16位という好成績を残した。好評を受け、11月24日に第2弾のCDをリリースする。

 そもそも「京おんな」は、モノコムサなどのブランドで知られるアパレルメーカー・ファイブフォックスが展開する舞妓キャラクター。ショップでは、T シャツなど20種類を超える商品が販売されているが、楽曲「京おんな」は、このキャラクターのスピンオフ商品・キャラクターソングとして発表されたもの。アミューズがデザイン、ファイブフォックスがグッズ販売、徳間ジャパンコミュニケーションズが着うた・CD 販売という、3社によるコラボプロジェクトだ。

 「CD不況で私達も常に新しい販路を考えています。そんななか、3社でキャラクター展開するお話をいただき、非CDショップ店とのコラボレーションに魅力を感じました」(徳間ジャパンコミュニケーションズ 品川致審氏/以下同)

 演歌・歌謡ジャンルでの着うたヒットという珍しさ、また覆面歌手という話題性もあり注目された本作。ヒットの理由を品川氏は以下のように語る。

 「これほど着うたがヒットするとは思っていませんでした。でも演歌・歌謡曲と前面に押し出さなければ、若い世代も先入観なく聴いてくれるのではないかと考えました。たとえばファイブフォックスさんのお店では、甚平も人気商品のひとつ。若い女性のお客さんが、新しい商品と捉えてくれるんです」

 もうひとつ、品川氏が重要だと考えていたのは、情報量を少なくすること。

 「覆面歌手にしたのは、シンガーという実体があると情報が増え、キャラクタービジネスとしてわかりにくくなってしまうからなんです。京おんなは、あくまでキャラクターグッズでアーティストグッズにはしたくなかった。ヒットしているアニメのキャラクターソングもそうですよね。声優ではなく、キャラクターの歌う曲として認識されていますから」

 売り場では、店員がCD をアパレル関連商品のひとつとして積極的に声をかけ販売する。アパレルの販売方法でリコメンドできたことも、新規ユーザーを獲得できた理由だろう。

 楽曲制作に関しては、品川氏曰く「ノリ一発」。作詞・作曲・演奏をすべて、演歌畑以外で活躍する作家やミュージシャンが担当した。コンセプトは、「渚ゆう子の新曲を平山みきが歌ったら」。第1弾のヒットは前述のとおり。次なる展開として、平山本人に歌唱をオファー。こうして誕生したのが、第2弾となる「京おんな feat.Miki」だ。楽曲はそのままに、ボーカルを平山が担当するニューバージョンとなる。今後は、アーティスト稼動も行い、前回のアプローチとは違う層にも認知を広げていく予定だ。

 8月よりスタートしている着うた配信はレコチョク9/2付演歌・歌謡曲ウィークリーチャートで1位の好スタート。パッケージのセールスにも期待したい。

京おんな

 

店頭
関連グッズの1つとしてアパレルショップ内でCDを販売


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