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(2010/10/29)

白泉社『ガラスの仮面』2ヶ月連続発売で、ド派手PR

 コミック『ガラスの仮面』45巻と46巻が、2ヶ月連続で発売される。一足早く9月30日に発売された45巻は、初週でコミック部門5位にランクイン(10/11付)した。2ヶ月連続発売という“奇跡”に、白泉社をはじめ周囲はお祭り騒ぎのようだ。

 著者の美内すずえは遅筆で知られており、これまで『別冊花とゆめ』(白泉社)での連載を休載することがあった。またコミック発売が遅れるのも、著者がコミック化にあたって連載のほとんどを加筆・修正することや、作品内に登場する劇中劇「紅天女」の新作能の監修を手がけたことが理由だと噂されている。

 1巻が発売されたのは今から34年前の1976年。それからコミックは不定期で発売されており、最近だと04年に発売した42巻の後、約5年かかって43巻が発売された。しかし作品本来の面白さや根強いファンが支持するおかげで、読者の間には「『ガラスの仮面』のコミック発売はじっくり待つもの」という暗黙の了解があった。そんななかでの2ヶ月連続発売は、それだけでかなりのインパクトがあるのだ。

 白泉社は「まさかの2ヶ月連続発刊」と題した大規模なPR展開を行っている。まず、タレントを起用したCMや駅でのポスター展開だ。貧しく生活しながらも健気に女優を目指す主人公の北島マヤ役に光浦靖子、マヤの師匠である月影千草役にマツコ・デラックス、マヤのライバルの亜弓役に大久保佳代子を起用し、漫画をモチーフにした奇抜なメークで作品をアピールする。さらに白泉社のホームページでは、マヤを影から支える速水真澄がツイッター上でつぶやくという演出も。ほかにも速水真澄が社長を務める大都芸能が主催という名目で開催するゲーム、「第1回ガラスの仮面全国統一模試」も行っている。ドラマや映画化にからんでいるわけでもなく、同社がコミックの発売でここまで大きなPR展開を行った例は少ない。

 著者の事情を逆手に取り、読者に近いノリでうまく発売を盛り上げている同社。“奇跡”の46巻は10月29日に発売だ。

ガラスの仮面 公式サイト
白泉社のホームページでも、タレントを起用したインパクトのあるPR展開を行っている

『ガラスの仮面 45』
『ガラスの仮面 45』
美内すずえ・著
10年9月発売
420円(税込)
白泉社・刊

▲帯のコメントに本作の舞台を演出した
坂東五三郎を起用するニクイ演出も。

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