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(2010/10/19)

「言葉」に惹かれる現代人『いい言葉は、いい人生をつくる』が人気

 これまで、名言集など「言葉」を扱った書籍は「ビジネスマンのもの」という印象が強かった。しかし、最近ではエンターテインメント誌や女性誌でも「言葉」の特集が組まれており(『日経エンタテインメント!』11月号の「人気者の言葉力」、『OZplus』11月号の「わたしを変える「言葉力」」など)、幅広い層の人たちが「言葉」を求めていることがわかる。

 当然のごとく、「言葉」を肝とした書籍の動きもいい。ニーチェの思想を新たな視点で解釈した『超訳 ニーチェの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、ベッキーが大事にしていた言葉を集めた『ベッキーの♪心のとびら』(幻冬舎)、98歳の著者による処女詩集『くじけないで』(飛鳥新社)――。

 文庫ランキングでは、05年発売の『いい言葉は、いい人生をつくる』が9/20付の文庫ランキングで再浮上し、以後4週にわたりランクインを続けている。

 本書は、著者が人生の様々な場面で出合ってきた言葉たちをシーン別に掲載。その言葉にまつわる著者のエピソードや感じたことなどが記されている。夏目漱石やケネディなど過去の偉人から現在活躍するタレントまで、「言葉の主」の顔ぶれは多彩で、男女問わず幅広い年齢層に読まれていることがわかる。

 著者は、精神科医で数百を超える著書をもつ故・斎藤茂太で、作家・北杜夫の実兄。やわらかく温かみのある語り口で人を励まし、「モタ先生」「モタさん」と親しまれてきた。成美堂出版では、「発行部数が100万を超え、『100万部突破』という帯に変えたこと以外、特に仕掛けはしていない」(編集部・仁科貴史氏)というが、すでに読者からの信頼度も知名度も高い著者だけに、それでも十分な宣伝になったということであろうか。

 決して順風満帆な人生ではないながらも、「どの時代もそれなりに楽しめたし、戦時中でも楽しみを見つけられた」と語る著者。「前向きで楽観的なモタさん」のフィルターを通すことで、言葉のエネルギーとメッセージ性はさらに強まり、読み手の心に深く根付くのだろう。

『いい言葉は、いい人生をつくる』直近の売上推移

『いい言葉は、いい人生を作る』
斎藤茂太・著
『いい言葉は、いい人生をつくる』

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