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(2009/04/27)

初のベストアルバムを大ヒットに導いた
レミオロメンの複合的プロモーション戦略

 新曲「Sakura」の配信限定リリースや旧作「3月9日」のフリーレンタル等を有機的に組み合わせた複合的な戦略と、リリースタイミングにおける集中的なプロモーションの相乗効果によって、自身初のベストアルバム『レミオベスト』のヒットにつなげたレミオロメン。デジタルとパッケージの相乗ヒットを実現したレミオロメンの戦略を検証する。

推移グラフ
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 レミオロメンがバンドのメモリアルデイである3月9日に発売した初のベストアルバム『レミオベスト』が、3/23付週間ランキングで首位を獲得した。昨年10月に発売した前作『風のクロマ』(初動5.5万枚/累積9.0万枚)の5倍以上にあたる初動28.1万枚を記録した同作は、累積42.3万枚(4/6付現在)の大ヒットとなっている。

 同作ヒットのカギとなった戦略のひとつが、先行シングル「Sakura」をバンド初の試みとなる配信限定シングルとしてリリースしたこと。本人出演のPVを使用したau『LISMO』CMの大量オンエアが2月1日からスタートし、同日からauユーザー限定で「Sakura」の先行配信を開始。2月14日に配信限定シングルとしてリリースした。また、同曲のオーケストラver.は、ソニー・エリクソンのCMでも採用されて話題に。今年も数多く発売された「桜ソング」の中でも春の定番となりうるポテンシャルを秘めた同曲は、約230万DLを突破(4/3現在)するヒットとなった。

 「Sakura」を配信限定にした狙いについてエイベックス・マーケティング 販売促進営業本部の根本健氏(販売促進第2部 部長)は、「タイアップCMと連動し、若年層や音楽グレーユーザーに楽曲・アーティストの認知を図ることと、ベストアルバムに“初収録”することによってパッケージの付加価値を上げ、購買意欲をより一層高めることが目的だった」と語る。

 その「Sakura」と並び、いまや卒業シーズンの定番ソング「3月9日」(04年発表)も大きな話題となった。同曲を再リコメンドすべく、主に新人の認知拡大のためにTSUTAYAが展開している「フリーレンタル」施策を積極的に活用し、TSUTAYA全店で「卒業」企画を実施すると「2月中旬〜3月下旬までで無料レンタル過去最高の10万回を超えるレンタル数を記録」(根本氏)した。

 これらの施策により、“レミオロメンには数多くの名曲がある”という認知をライトユーザーにも広めたうえで、アルバムリリース前後にテレビ、ラジオ、キャンペーンなど集中的なプロモーションを敢行すると、これまで蒔いてきた話題の種がまずはデジタルで結実した。レコチョクの3/9付デイリー着うたフルランキングで、「3月9日」(1位)、「Sakura」(3位)、「粉雪」(4位)と、レコチョク史上初となる3曲同時TOP5入り。その勢いは翌日も続き、2日連続で3曲同時TOP5入りの記録を作り、その話題性がユーザーの興味を喚起してパッケージ購入へとつながった。

 移り変わりの激しい配信マーケットにおいて、今回レミオロメンが新旧のヒット曲を同時にランクインさせた意味は大きい。なかでも05年のヒット曲「粉雪」は、着うたサービススタート時からのレコチョク累計着うたDL数2位(約820万DL/4/3現在)のロングヒットとなっている。冬と卒業シーズンに加え、春の定番ソングも手に入れた彼らの快進撃は、これからも続くことだろう。

ジャケット
 レミオロメン
 『レミオベスト』
 (ORL社)

(ORICON BiZ4月20日号より抜粋)

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