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(2010/09/22)

“モテない女性もの”がおもしろい、上位ランクインの注目作

 8/30付ランキングで26位にランクインした『臨死!!江古田ちゃん 5』。講談社『月刊アフタヌーン』で連載中の4コマ漫画だ。05年から連載開始し、シリーズ累積で20.5万部を売り上げている(08年4/7付以降の累積)。

 本作は、東京・江古田駅周辺に住むフリーターの江古田ちゃんを主人公とした日常を描く内容。江古田ちゃんのバイト先や恋愛でのエピソード、街で見かける人たちの特性など、江古田ちゃんを取り巻く人を絶妙な描写で表現している。

 たとえばモテることを常に考えている女性を江古田ちゃんは“猛禽”と呼ぶ。彼女らは走れば転び、「美味しいかも」「好きかも」と「かも」を連発。涙もろく、常に自分が話の中心にいないと気が済まない。江古田ちゃんはモテたくないわけではないが、自分の信念を曲げたくないというプライドを持つ。しかし残念なことに、男を見る目がなくいつも本命にしてもらえない。本作は、まるで江古田ちゃんのエッセイ本を読んでいるようなリアリティがあり、「女性にとっては“バイブル”、男性にとっては“(女性の)教科書”」と言われるほど赤裸々な人々の本音や生活を描いている。

 青年誌向けの連載だが、女性にも浸透しており、『anan』(マガジンハウス)に紹介されたり、『kiss』(講談社)や『Hanako』(マガジンハウス)に出張連載するなど、青年コミックや女性コミックだけに限らず、雑誌の垣根をも越えて人気を集めている。

 一方、58位にランクインしたのは、『ひまわりっ』で一躍注目作者となった東村アキコの『主に泣いてます 1』。講談社『モーニング』で今年3月から連載中。あまりの美貌がゆえに男性から惚れられすぎてストーキングされたり喧嘩になり、女性からは疎まれるため無職。そんな薄幸人生を生きる主人公の物語だ。

 ともに青年誌で連載しているにも関わらず、紀伊國屋パブラインを見ると女性層が多い。これまでモテない男性を描いた作品は多かったが、今後はモテない女性が主役の作品もますます増えそうだ。

『臨死!!江古田ちゃん』『主に泣いてます』客層

『臨死!!江古田ちゃん 5』
『臨死!!江古田ちゃん 5』
瀧波ユカリ・著
560円(税込)
講談社・刊

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