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(2010/09/10)

ゾンビの次は“もののけ”!? 妖怪たちでにぎわうコミック界

  つい最近までコミック業界ではゾンビものでにぎわっていたが、今巷にあふれているのは“もののけ”たちだ。

  コミックランキング28位の『桜姫華伝』は、集英社『りぼん』で連載中の少女漫画。平安時代を舞台に、かぐや姫の孫である主人公が妖怪たちと戦う物語。著者の種村有菜は、ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりが美術品に憑依した悪魔を始末するという内容で大ヒットした『神風怪盗ジャンヌ』を手がけている。

 89位の『ぬらりひょんの孫』は、シリーズ11巻までの累計売上部数が373.8万部のヒット作。妖怪軍団を率いる総大将・ぬらりひょんの血を継ぐ主人公の物語。悪い妖怪を退治するだけでなく、妖怪たちをまとめる“統率力”も描かれている。著者は椎橋寛で、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載中。7月から読売テレビ、東京MXほかでアニメも放送されている。

 ほかにも小学館『Betsucomi』で連載中の『BLACK BIRD』(桜小路かのこ・著)は、もののけが見える主人公が、自分の血を狙う天狗に恋をしてしまう物語。シリーズ11巻までの累積売上部数は121.0万部で、英語版も刊行されている。また白泉社『LaLa』『LaLa DX』で連載中の『夏目友人帳』も、妖怪が見える少年が主人公。こちらは祖母が妖怪から名を奪ったせいで妖怪たちに狙われる羽目になり、名を返す日々を過ごす日常を描くという内容。これまでにない作風にも関わらず、シリーズ10巻で累積売上部数は253.6万部と好調だ。

 書籍でも、妖怪ワールドを描いた畠中恵作品『ゆんでめて』(書籍35位)や、『こころげそう』(文庫10位)などがある。以前から妖怪ものを描いてきた畠中だが、今年に入ってすでに5作も手がけている。水木しげるの半生を描いたNHKドラマ『ゲゲゲの女房』が好調なこともあり、この夏全国で妖怪関連のイベントが開催されたことも妖怪ものがヒットしている理由のひとつだろう。

 一口に妖怪と言っても漫画では、妖怪と戦ったり、妖怪が恋をしたり、妖怪との何気ない日常を描いたりと展開はさまざま。妖怪の持つ愛嬌と、豊富なキャラクターは、物語を生みやすく、ビジュアルも華やかだ。これまでにない“妖怪”の世界をうかがうことができるだろう。

※順位、売上部数はすべて8/30付、08年4/7付以降の累積

妖怪がテーマの主な作品(8/30付)

『桜姫華伝1』
『桜姫華伝1』
種村有菜・著
420円(税込)
集英社・刊

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