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(2010/08/13)

ロングヒットのベッキー本。多くの読者をとらえる「言葉」とは

 『ベッキーの♪心のとびら』がロングヒットしている。09年2月発売ながら、7/26付の写真集ランキングでは未だにトップ10入りした人気ぶり。現在29刷で、累計売上げは25.7万部に達している。

 本書はベッキーの25歳の誕生日を記念して出版された、メッセージ・フォトブックだ。撮り下ろしの写真と、彼女が自分自身に言い聞かせているポジティブな言葉の数々で構成されている。

 発行までの経緯について、発売元の幻冬舎・相馬裕子氏(第2編集局・以下同)は、「内容についての話し合いでは、なかなか決定打が出ず。そんなとき、雑談のなかでマネージャーさんの『ベッキーは自分を鼓舞する言葉をずっと書きとめている』という話がヒントになりました」と語る。後日、相馬氏の元には「言葉」が書きとめられたノートの切れ端が、大量に送られてきた。

 決定した本のテーマは「365日のベッキー」。「1日1日新しい自分を生きている」という姿を表現するために、テイスト・撮影場所・メイク・衣装など、写真もバリエーション豊かに、徹底的にこだわり抜いた。スタッフは「言葉チーム」と 「写真チーム」に分かれてそれぞれの作業に没頭したなか、「唯一全体を把握できていたのが、ベッキーさんでした」(相馬氏)――ベッキーが編集長の役割を果たしていたという。

 発売後、同社にはお礼や感想を綴った読者からのメールがこれまでにないほど届いている。女性が大半で、年齢は10代から40代まで幅広い。そこまでの人たちを取り込んだ大きな要因は、やはり「言葉」。相馬氏は「本のために寄せ集めたものではなく、長年自分に言い聞かせ、糧にしてきた言葉だけに、説得力が生まれたのでしょう。だからこそ、読む人それぞれの状況や解釈があるなかで、多くの人が『励まされた』と感じたのでは」と語る。彼女の言葉を通し、『ベッキーのいまは、(運や天性だけでなく)努力の末にある』ことに読者が気付く。送り手の「手作り感」と「リアルなメッセージ」が損なわれることなくユーザーに届いたことが、ロングヒットの理由といえる。

『ベッキーの♪心のとびら』売上推移

『ベッキーの♪心のとびら』
『ベッキーの♪心のとびら』
ベッキー・著
1260円(税込)
幻冬舎・刊

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