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(2009/04/23)

映画館スタッフが選出する「映画館大賞」決定
「映画のソムリエ」たちが選んだ08年のベストは『ダークナイト』

 昨年、本誌でも紹介した「映画館大賞」がさらにパワーアップしたイベントとなって今年も開催された。昨年はミニシアター“ポレポレ東中野”が中心となって行われていたが、本年からは映画サイト「シネミライ」を運営するメンバーが実行委員会を立ち上げ、全国の映画館の協力のもと、 “映画館スタッフが作品を選ぶ映画館大賞”として新たに発進。全国の独立系映画館110館のスタッフが投票に参加している。

 賞の部門としては、08年のベスト映画を選ぶ〈映画館大賞〉に加え、特別部門として、文化人や監督、俳優がお勧め映画を1本選ぶ〈あの人の1本〉、さらに名画座館主たちが、08年に特集上映あるいはリバイバル上映された作品の中から最も鮮やかに蘇った旧作を選ぶ〈蘇る名画〉が、今回新たに設けられている。

 栄えある〈映画館大賞〉の1位を飾ったのは、日本以外の各国でアメリカンコミックの映画化作品としては特筆すべきヒットを記録した『ダークナイト』。クリストファー・ノーランのきびきびした演出のもと、ヒース・レジャーが鬼気迫る熱演を繰り広げた、スーパーヒーロー映画の枠に収まらない人間ドラマをトップに持ってくるとは、さすがに「映画のソムリエ」たちが選んだだけのことはある。

 上位10作品のうち、洋画は4本。アカデミー外国語映画賞に輝いた『おくりびと』よりも『ぐるりのこと。』の方が上位につけていること、『歩いても 歩いても』や『トウキョウソナタ』などに加えて、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』が入っているのが目を引く。

 さらに〈あの人の1本〉部門では、みうらじゅんが『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』、蒼井優が『百万円と苦虫女』、監督の岩井俊二が『おくりびと』をそれぞれ選び、〈蘇る名画〉部門では、昨年2月に亡くなった市川崑の1981年作品『幸福』が選ばれている。

 映画館大賞の設立趣旨など詳細については特設サイト(www.cinemirai.com/eigakantaisho)に掲載されているが、いずれにせよこうした映画館から発信された試みが、映画人口の拡大、さらに映画ファンの連帯を生む一助になることは間違いない。今後もさらなる発展を遂げながら末永く続くことを期待したい。

投票結果

(ORICON BiZ4月20日号より抜粋)

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