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(2010/04/09)

音楽・映像パッケージの有望な新販路を探る

宝島

 

宝島社が音楽CD事業本格参入第1弾作品として4月15日に発売するMy Little Lover「MY LITTLE LOVER×kitsonハーモニー」(1200円)。雑誌サイズのパッケージにCDと「kitson」オリジナルデザインストラップがセットになっている同商品は、出版流通網を活用して販売される



 エンターテインメント業界にとって、「パッケージ世代」である大人市場の開拓が命題となっており、この層にリーチするための新たな“タッチポイント”の創出が急務となっている。

 今年1月27日に発売され、ロングヒットを記録している『マイケルジャクソン THIS IS IT』のDVDとBlu-ray Discは、スーパーやドラッグストアのほか、全国に2万4000のネットワークを持つ郵便局を介した通信販売をも展開。また、ブランドムックで大成功を収めている宝島社が本格的に音楽CD事業に新規参入し、4月15日にはCDとブランドケータイストラップをセットにした雑誌サイズのパッケージを、出版流通網を活用して販売するなど、販路拡大も急ピッチで進んでいる。

 そこで、実際にユーザーが求めているパッケージ商品の販路を探るべく、1000名(中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100名)を対象にアンケート調査を実施した。

音楽・映像パッケージが売られていると特に便利な場所

 「音楽・映像パッケージが販売されていると便利な場所」の問いに、40代男性の1位が「書店」(40.7%)、40代女性の1位が「大型スーパー」(35.5%)という結果に。また、40代の男女ともに「高速道路のサービスエリア、パーキングエリア」が約11%となり、全世代平均の7.2%を上回った。

 さらに、アンケートの自由回答からは、ユーザーの新規販路に対するニーズが4つのキーワードに集約された。


(1)アクセスのしやすさ
 「書店」「学校」「ターミナル駅」などでの販売を求めているユーザーに顕著に見られるが、「CD店が近くになく、いつも行く場所で買うことができると便利」というもの。

(2)非日常性
 (1)とは対照的に、「旅行時のBGMに購入したい」というニーズも多く、「高速道路のSA、PA」や「ターミナル駅」は30代〜40代からの支持が高かった。大人に向けたパッケージ販売スポットとしては有望だといえそうだ。ただし、「高速道路のSA、PA」で現状取り扱っている品揃えについて「商品が古い」という不満の声もあがっており、この点を改善することで売上が伸びる可能性を秘めている。

(3)価格帯の相性
 これは、その場所でもともと売っている商品とパッケージ商品との価格帯の相性のことで、「書店」「大型スーパー」へのニーズが高い。つまり、「本を買うときは(CD、DVDを購入するのに相当する額の)お金を持っているときが多いから」という意見が、また、「大型スーパーは(他の商品と)一度に買い物ができる」という意見が見られた。

(4)併売の相性
 その場所でもともと売っている商品とパッケージ商品との商品自体の相性も重要。文化的な商品・サービスを扱う「書店」「映画館」ではCDやDVDの販売も違和感なく受け入れられる。


 この4つのキーワードから見えてくるのは、「あちこち足を運ばずに買いたい」「買いたい気持ちになったときにすぐに買いたい」といったユーザーの心理だ。既に販売展開されているスポットもあるとはいえ、今後、新しい販路を開拓する際には、ユーザーがストレスなく購入できるような場所を提供することが必要だといえよう。

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