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(2009/03/03)

“邦楽カバー・マーケット”を大きく拡大
エリック・マーティンのヒット

 昨年話題を呼んだ洋楽アーティストによる邦楽カバー。ブームの火付け役となったアリスター〜スコット・マーフィーによる『Guilty Pleasures』シリーズなどが、好調な売上を記録。また、デジタルを絡めた形で、C.J.ルイスやアンドリューW.K.らが邦楽カバー作品に取り組み話題を呼んだ。その中で、特筆すべき成功を収めているのが、エリック・マーティン『MR.VOCALIST』である。昨年11月に発売された本作は、12月に実施されたプロモーション来日に伴うテレビ露出が奏功。2/23付現在、累計7.1万枚を売り上げ、現在も売上を伸ばしている。

 では、本作のヒットがマーケットにもたらしたものとは何だったのだろうか。タワーレコード新宿店での同作品の展開の変化を追うと興味深い。同店POPROCK担当バイヤー馬嶋亮氏によれば、へヴィメタルの強い同店では、発売当初はメタルコーナー周辺で試聴機展開を実施、当初の購買層はMR.BIGのコアファンだったという。しかし、その後も売上は伸び続け、試聴機をJ-POPコーナーに隣接する新譜コーナーでも実施した。馬嶋氏によれば、“邦楽カバーアルバム・マーケット”の形成を感じるという。
「スコット・マーフィーやアンドリューW.K.のカバー作を併売するお客様が非常に多かったこと、“J-POPを英語でカバーした作品を探している”という問い合わせが多かったことからも、“邦楽カバー”によせるお客様の関心が窺えます。当店では現在も“カバー特集”のコーナーを展開中です」(馬嶋氏)

 J-POPリスナーに訴求した洋楽アーティストによる邦楽カバー作。馬嶋氏は、「こういった作品からいかにアーティスト本人のオリジナル作を手にとらせるかが問題」と今後の課題を挙げている。

 その意味で期待されるのは、3月4日に発売される『MR.VOCALIST2』である。今作は、『レコチョク』におけるファン投票で選ばれた洋楽楽曲のカバーアルバム。マライア・キャリー「HERO」やセリーヌ・ディオン「My Heart Will Go On」など洋楽女性ボーカル楽曲のカバーに挑む。前作のファン層を上手く取り込み、邦楽リスナーが洋楽楽曲に触れるきっかけを作りたいところだ。さらに、この6月には、MR.BIGの再結成来日も控えるが、ここでオリジナル作にまで、リスナーを誘導できれば、そのときこそ「洋楽」の間口が広がった瞬間ではないだろうか。

表1

(ORICON BiZ3月2日号より抜粋)

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