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(2010/02/24)

『THIS IS IT』DVD総売上100万枚突破の背景

 1月27日に発売された『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のDVD3バージョンの総売上が100万枚を突破した。

 各バージョンの累積売上枚数は、2枚組“デラックス・コレクターズ・エディション”が73.0万枚、1枚組“コレクターズ・エディション”が26.7万枚、限定生産の“メモリアルBOX”が0.9万枚。発売から1ヶ月足らずでDVDの総売上枚数は100.6万枚、総売上金額は38.0億円に達した。

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』累積売上枚数の詳細
DVDデラックス・コレクターズ・エディション 72万9753枚
DVDコレクターズ・エディション 26万6946枚
DVDメモリアルBOX 9268枚
ブルーレイディスク版 32万2351枚

※2010年3月1日付現在


■郵便局でマイケルをゲット

 発売元であるソニー・ピクチャーズエンタテインメントでは、同作品をオールターゲットに訴求し得る商材と捉えて売上最大化に注力。「全社プロジェクト」と位置づけ、オフィスで働いている同社のスタッフ全員から拡販のアイデアを公募した。

 その具体的な施策のひとつが「販路の拡大」。とりわけ力を注いだのが、全国に約2万4000ものネットワークを持つ郵便局を介した通信販売だ。さらに、GMS(大規模小売店)やスポーツグッズ店なども含め、DVDショップやECサイト、家電量販店など通常の販売チャネル以外の売場を積極的に開拓した。

 ふだんショップに足を運んだり、ネットで買い物をしないユーザーがどこに行けばDVDを手に取るのかを考え、極端な話、誰がどこに行っても『THIS IS IT』を購入できる環境作りを目指したと同社の担当者は語る。スーパーマーケットのレジ脇など、「こんな所にマイケルのDVDが置いてある!」と驚いた人も多いだろう。音楽や書籍も含め、メガヒットがますます生まれにくくなりつつあるエンタメ市場にあって、こうした愚直とも言える販路拡大施策がミリオンセラーを誕生させたことは、極めて示唆に富む成功事例と言える。


■商品展開の多様化も奏功

 コアファンに向けた数量限定のメモリアルBOX(税込9975円)を頂点に、高価格帯から手頃な値段まで多様な商品形態を揃えてユーザーの購入意欲を喚起したことも勝因のひとつだろう。最も売れている2枚組“デラックス〜”は税込3990円、1枚組“コレクターズ”は同じく2980円だ。

 さらにこの他にも、Amazon限定のエコパッケージ仕様DVDや、タワーレコード限定仕様の“BLACKジャケット版”DVDなど、コアからライトまで幅広いユーザー層を視野に入れた商品展開も戦略的に行ったと前出の担当者は語る。

 ブルーレイディスク版を含めれば、すでに130万枚以上のトータルセールスを記録している『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』がどこまで売上を伸ばしていくのか。期待を込めて見守っていきたい。

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション』
DVD『マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション』

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