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(2010/02/12)

「大人世代」の消費行動は青春時代の過ごし方で決まる

 近年、レコードメーカーが、40代以降の音楽リスナー、いわゆる“大人世代”をターゲットにした商品開発に力を入れている。パッケージ離れが進む中、若年層をターゲットとするよりも開発の余地があるとされるこの世代。では、実際にどのような消費行動を行っているのか? その消費実態を調査した。

 まず、アンケート対象者となる40〜50代の男女各100名、計400名に「青春時代に過ごしてきた世代」として、自身が最もあてはまる世代を選んでもらった。それによると、一番多かったのが「ニューミュージック世代」、次いで「フォーク世代」「アイドル世代(たのきんトリオ)」となった。

 さらに各世代の消費行動も分析。ここでは、その中でも特徴的だった「ニューミュージック世代」「アイドル(たのきんトリオ)世代」「ビートルズ世代」の3世代を見てみよう。


■値段をじっくり吟味する「ニューミュージック世代」

 買い物は流行の商品だけではなく「自分の考えで選ぶ」、また「欲しいものでもできるだけ値段の安いものを買う」という回答が他の世代より多かった「ニューミュージック世代」。流行に左右されずに好きなものを選び、価格を比較検討しながら商品を購入する堅実な消費活動を行う世代だと言えるだろう。

ニューミュージック世代

■趣味のものにはお金を惜しまない「ビートルズ世代」

 自らを「ビートルズ世代」とする層では、「テレビショッピングに抵抗感がない」「欲しいものなら値段が高くても買う」の項目で高い数値が出た。レコード文化全盛期、LPやEPが発売されるとすぐさま買い揃えて楽しむ青春時代をすごしてきた世代。趣味のアイテムへはお金を惜しまない消費行動を取ることが窺える。

ビートルズ世代

■幅広いジャンルを購入する「アイドル(たのきんトリオ)世代

 「アイドル(たのきんトリオ)世代」の買い物は、色々な店を見て値段を比較しながら、流行ではなく欲しいものを購入。通信販売も抵抗なく使用する傾向に。パッケージを購入した対象アーティストは、松田聖子や田原俊彦など往年のアイドルから、J-POP、クラシックまで、すべての世代の中で最も幅広いジャンルを挙げている。

アイドル(たのきんトリオ)世代

 ひとくちに40代・50代といっても、どのような青春時代を過ごしてきたか、その世代によって消費行動は変化する。上記はごく一部だが、消費ニーズの多様性は明らかだ。

 従来は“大人世代”というだけで一括りにしてしまう傾向があったが、情報感度の高さや趣味嗜好は若年層と大差のない、シンプルな構図が見える。画一化した商品展開やターゲット設定をもう一度見直してみることで、“大人世代”へ訴求するヒットの道筋が見えてくるかもしれない。

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