ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

ニュース一覧 > CLOSE UP

(2010/01/22)

レコチョク、3.9G時代見据え、新サービス

 09年は、1〜3月期に四半期ベースで初めて前年同期の実績を下回り(売上金額196.3億円・対前年比98%/日本レコード協会調べ)、すっかり成熟期に入ったモバイル配信市場。そんななか、モバイル配信市場シェア1位のレコチョクが新たな需要創出を目指し、09年12月16日より新サービスをスタートした。

有料音楽配信の市場規模推移

■開始1ヶ月弱で会員50万人を突破したeCRMサービス

 新しくスタートしたのは、無料会員サービス『レコチョク会員』と、音楽情報サイト『レコチョク 音楽情報』の2サービス。『レコチョク会員』は登録したユーザーに対して、個々の嗜好に合わせた商品レコメンドを行うもので、いわゆる「eCRM」にあたるサービスである。

 「当社は、サイト独自のレコメンドにこれまでも力を入れてきましたが、ユーザー全体の傾向としては依然“目的買い”のユーザーが多い印象でした。今回のサービスは、ユーザーにより深くレコチョクを楽しんでもらうためにスタートしました」とレコチョク 事業開発室室長の島田智行氏は語る。

 登録の誘因作りとして、会員に向けてポイントサービスを開始するほか、ライヴをはじめとする会員限定サービスの実施、さらには『mixi』や『楽天オークション』と連動したキャンペーンも実施。サービス当初、100万人を目標としていた会員数は、「サービス開始から1ヶ月を待たずして会員数は約50万人を超える」(レコチョク 事業開発室 担当マネージャー 斎藤勇樹氏)までとなっている。


■無料で見せることで“探索買い”の促進を狙う動画サービス

 一方、『レコチョク 音楽情報』は販売サイトと連動しメディア機能を高めるもの。コンテンツはニュース、ランキング情報、インタビューのほか、新たにスタートする動画サービス『レコチョクTV(テレビ)』からなる。『レコチョクTV』には、アーティストPVやライヴ映像を中心に、映画の予告編まで現在180程度のコンテンツが上がっている。視聴はすべて無料。ユーザーに自由に楽曲を視聴してもらうことで、“探索買い”を促進するのが狙いで、映像はフル尺ではなく、10〜30秒となっている。サービスの開始に際して、レコチョクでは昨年9〜10月にテストも実施。その際は「動画を視聴したユーザーは、そうではないユーザーに比べて、コンバージョン・レートが10%程度伸びた」(レコチョク 事業開発室 担当マネージャー 秋山芳生氏)という結果が得られている。

 新たな需要の掘り起こしに大胆な新サービスをスタートしたレコチョクだが、島田氏によれば、今回のサービスは、来るべき“3.9G時代”を見据えたスタート地点になるという。 「今後モバイルインターネットがますます高速化するにしたがって、映像コンテンツへの需要は高まるでしょう。今回のサービスはそのための習慣作りをユーザーにしてもらう目的もあります」

 また、島田氏によれば、スマートフォン普及で想定されるPCサイトとの競合に備え、サイトに対するユーザーのロイヤリティを高める意味合いもあるそうだ。「ケータイ新時代」の到来を見据え、レコチョクは今、着々と動き始めている。

レコチョクTVサービス画面
『レコチョクTV(テレビ)』のサービス画面

Go to Page Top

Go to Page Top