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(2009/12/09)

エンヤが「優しい」「透明感」「しっとり」で高評価

■日本人が好きなのは「高音が魅力的」な「優しい」歌声

 美しい歌声で、一夜にして世界を魅了したスーザン・ボイル。そのサクセス・ストーリーも相まって、 デビュー作『夢やぶれて』が12/14付アルバムランキングでは前週の5位から3位に上昇し、国内でも人気は急激に高まりつつある。彼女のようなピュアなシルキー・ボイスは、クリスマスシーズンという今の時期にもぴたりとはまる。

 スーザン・ボイルのように、ワイドショーなどで取り上げられ、情報の多いアーティストはともかくとして、リスナーは洋楽アーティストの楽曲を聴く際に、まず、何に興味を抱くのだろうか。

 そこで20代から40代の男女各100名、計600名にアンケート調査を実施してみたところ、「メロディ全体」に次いで、多くのリスナーが「歌声」に注目していることが分かった。

 「声を重視する」傾向は女性リスナーに顕著というのも特徴だ。「メロディ全体」を重視する人は男女で5%弱の差しかなかった一方で、「声質」を重視する人は男性50.7%に比べ女性63.7%と、女性のほうが13ポイントも高かった。声の魅力はとりわけ女性ファンを獲得するうえで欠かせない要素になっている。

歌声に魅力を感じるアーティスト(MA)

■個性で突出するエンヤ、平均点が高いマライア

 では具体的にどんな声質が人気なのか? それを明らかにするために、まず「声質が魅力的だと思うアーティスト」を複数回答で挙げてもらい、そのなかで「最も魅力的な歌声だと思うアーティスト」の声質について質問した。

歌声に魅力を感じるアーティスト(MA)

 「歌声が魅力的だと思うアーティスト」の結果ではエンヤが36.8%の支持を獲得して1位。続いてマライア・キャリーが34.0%、セリーヌ・ディオンが31.7%と、上位3組がすべて女性で占められた。

 次に複数回答のなかから、「最も魅力的な歌声だと思うアーティスト」1人を選んでもらい、その声質に関する評価を加えてもらった。その評価を10項目で点数化すると、平均点が最も高いのは“七色の声”とも評される美声の持ち主マライア・キャリー。以下マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、セリーヌ・ディオン、サラ・ブライトマンと続く。

 下記のレーダーチャートを見てもらうと、両者の声の違いが見えてくる。

レーダーチャート

 マライアは「ハスキー」「可愛らしい歌声」「低音が魅力的」のポイントが若干下がるものの、ほぼ全項目で高い評価を獲得。声のバリエーションの豊富さで群を抜く存在であることが分かる。なかでも「高音も低音も安定してきれい」(東京都・20代女性)、「音域が広く、どんなジャンルでも歌いこなせそう」(兵庫県・30代女性)など、幅広い音域に魅力を感じている人が多かった。

 一方エンヤはそれとは正反対に、「カッコいい歌声」「力強い歌声」「明るい歌声」などポイントが低い項目が目立つ。ただ、それが逆に彼女の声質の個性を際立たせているとも言える。「あの癒される透明感を出せるのはエンヤだけ!」(東京都・20代男性)、「とてもきれいな声で引き込まれそうになるところが良いです」(京都府・20代女性)、「澄んでいて、空間が広がっていくような世界観があると思う」(神奈川県・30代男性)など、声質から「世界観」までを感じ取っている様子がうかがえる。

 ちなみに今回1位となったエンヤが高評価を得た項目は、以下のように「冬に聴きたい歌声」で上がった上位項目とも重なる。

冬に聴きたい歌声は(MA)

 特に年末の今の時期は、「しっとりした歌声で心落ち着かせたい」(千葉県・20代男性)、「忙しく慌ただしくなる時期なので、優しい気持ちになりたい」(東京都・30代女性)、「寒くてとがった季節なので、聴く歌声は柔らかいものがよい」(静岡県・20代女性)、「寒いので気持ちがどこまでも遠くに行くような感じの歌声がいい」(大阪府・40代男性)といった心境になる人が多いだろう。エンヤの澄み切った歌声は、この季節の多くの人に、心の浄化をもたらしてくれるかもしれない。

エンヤ
透明感のある声が支持され、
「歌声が魅力的だと思う洋楽アーティスト」
1位となったエンヤ

■調査概要
調査時期:12月3日〜7日
調査対象:自社オリコン・モニター・リサーチ会員(約8.7万人)から抽出した合計600名【内訳】:20代女性(100名)・20代男性(100名)、30代女性(100名)・30代男性(100名)、40代女性(100名)・40代男性(100名)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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