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(2009/11/05)

20年選手、25年選手が売上伸長。20代が惚れる“オヤジバンド”が元気!

 邦楽ロックのベテランバンドたちが今、好調な売上を記録している。こと、作品ごとのその売上を伸ばし続けているのが、今年デビュー20周年を迎えたthe pillowsと、デビュー25周年を迎えた怒髪天である。the pillowsは、6月3日に2枚のベストアルバムを発売するとエイベックス・エンタテインメント(以下、エイベックス)からリリースされた『Rock stock & too smoking the pillows』が自身初のTOP10入り(7位)。その後、9月には自身初の東京・武道館公演を実現させると、10月にリリースしたオリジナルアルバム『OOPARTS』も自己ベストタイとなる週間7位を記録している。方や、怒髪天も4月に発売したアルバム『プロレタリアン★ラリアット』で自己最高となる35位を記録。ともに、長い活動歴を持ちながら、「今まさに全盛期」という勢いを見せている。

the pillows

怒髪天



 なぜ、ベテランバンドたちがここまで元気がよいのか。この2バンドのファン層を見てみるとその理由が窺える。オリコン期待度調査の結果を示したが、両バンドとも、20代でもっとも認知度が高い。彼らが活動を始めたとき、まだ10歳にもなっていなかったリスナー層だ。the pillowsを担当するエイベックスの担当者も、怒髪天のマネージメントを担当するバッド・ミュージック・グループ音楽出版の担当者も、近年「ファン層が広がり、若くなった」と口をそろえる。

the pillowsの認知度

怒髪天の認知度

●「入門」と「コア向け」を使い分けた店舗施策――the pillows

 the pillowsのファン層が広がった瞬間を2つ。ひとつには、01年に『エヴァンゲリオン』を手がけたガイナックスによるOVA『フリクリ』のサントラとオープニングを彼らが担当したとき、もう一つは04年のデビュー15周年のときに、ストレイテナーやELLEGARDENら若手バンドが参加したトリビュートアルバムがリリースされたときだ。こと、若いアーティストや若いリスナーからリスペクトを集める理由をAVT社担当はこう分析している。

 「バンドの持つ音楽性もさることながら、ボーカル山中さわおのある種“ツンデレ”な、ロック兄貴という佇まいは、若い人たちから憧れを持ってもらえている要因ではないでしょうか」

 20周年をむけた今年は、店舗施策に工夫を凝らしている。タワーレコードでは、同店の30周年記念として9月に、ベン・クウェラーとのコラボ楽曲を限定シングルとして発売する。一方、TSUTAYAには、編集盤をフリーレンタルし、入門的な施策を実施。前述したthe pillowsの今年の快進撃はこのようなきめ細かい店舗施策にも支えられている。

●若手バンドとの対バンが奏功――怒髪天

 「JAPANESE R&E」と呼ばれる独特の音楽スタイルを持つ怒髪天。そのマネージメント方針は「とにかく興味を持たせる」ことだという。若者層に訴求できるよう、タイトルのつけ方やメディアの出し方において、面白い打ちだしができるように心がけてきた。ライヴでも予定調和にならないブッキングに気を使っている。

 「例えば、monobrightやUNISON SQUARE GARDENのような若いバンドと積極的に対バンしていくことで、イベント自体に幅を持たせつつ、若いリスナーの前でパフォーマンスできる機会を持てるようにしてきました」

 近年、CDの併売アイテムにも変化があったそうで、怒髪天と対バンやフェスなどで関わる機会が多かったBEAT CRUSADERSやmonobright、マキシマム・ザ・ホルモンなどが急増しているそうだ。

 11月4日にニューシングル「オトナノススメ」をリリース。以後、「大人」をキーワードにライヴを展開していく。バンドの凄みをあくまで面白く伝える――26年目もこの方針にはより磨きがかかっていく。


(オリコン期待度調査について)
 オリコン・モニター・リサーチ会員(約8.7万人)からランダムに抽出した400人(10代、20代、30代、40代の男女50人ずつ)に、発売前のシングルやアルバムについて、アーティスト認知度、興味・関心度、購入意向などについてのアンケート調査を行なっているもの。

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