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(2009/10/22)

“学習欲”で盛り上がる洋楽市場

 前年割れ続きだった洋楽市場が、復活の兆しを見せている。最近の洋楽の市場規模を見ていくと、7月度は57.5億円を売り上げて前年比127.7%に、9月度は59.9億円を売り上げて前年比は134.4%となった。7月度は、マイケル・ジャクソンの追悼効果が、9月度は、ザ・ビートルズの最新リマスター商品のヒットが大きく貢献している。キラーコンテンツに恵まれ、調子の上向いてきた洋楽市場だが、CD店関係者によれば、このようなキラーコンテンツの存在が、他の商品の売上にも良い影響を与えるという好循環が生まれつつあるという。

洋楽市場の月間売上規模

■マイケル、ビートルズ効果が他作品に波及

 「特に、マイケル・ジャクソンの追悼効果によって、再び「80年代」というキーワードがお客様の間で注目を集めているように思います」と語るのは銀座山野楽器本店 洋楽マネージャーの宮原庸年氏。宮原氏が予想以上に好調だった商品としてあげたのは、ホイットニー・ヒューストンの『アイ・ルック・トゥ・ユー』とマドンナの『セレブレイション〜マドンナ・オールタイム・ベスト』。実際に、ホイットニー・ヒューストンは今作で9年3ヶ月ぶりとなるTOP20入りを果たし(9/28付のオリコン週間総合アルバムランキングで16位)、マドンナのベストアルバムは、大ヒット作『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』や週間ランキング1位を獲得した『ハード・キャンディー』を大きく上回る初動売上を記録した(同10/12付で、6.7万枚)。

 両作品とも、作品自体の質の高さやレコード会社の販売努力あっての好調ぶりというのはいうまでもないが、「マイケル以降」の市場の風向きも大きかったことは想像に難くない。「マイケル、マドンナに、現在も好調な売上を続けるビートルズもあわせて、今、“昔の偉大なアーティストの作品を聴きこう”という学習欲にも似た欲求がお客様の間にあるのかもしれません」と宮原氏も語る。

MADONNA ジャケット写真

好調な売上を記録するマドンナ『セレブレイション〜マドンナ・オールタイム・ベスト』。初動売上6.7万枚は、『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』(05年、初動5.3万枚)、『ハード・キャンディー』(08年、初動5.5万枚)を上回る。

■大型リリースのラッシュで、前年実績超えを視界に

 さて、年末に向けての洋楽市場だが、注目リリースが続く。まずは、ボン・ジョヴィの新作『ザ・サークル』(11月4日発売)とクイーンのベストアルバム『伝説のチャンピオン〜アブソリュート・グレイテスト』(11月11日発売)だろう。メンバー自身のチョイスによるクイーンのベストは、「学習欲」という意味において、期待の大きなアイテム。また、ボン・ジョヴィは、先行シングル「ウィー・ワーント・ボーン・トゥ・フォロー」がゲームソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』(11月12日発売)のTVCMソングに決定しており、幅広い世代を巻き込んで盛り上がりそうだ。

 また、ベテラン・アーティストの好調の中、より若手のアーティストの奮起も期待したいところ。その意味では、バックストリート・ボーイズの最新作『ディス・イズ・アス』の好調や、レディー・ガガ「ポーカー・フェイス」のドラマタイアップなどは好材料といえる。

 10/26付現在、09年度洋楽市場の累計売上金額は406.8億円で前年比99.6%。年末まで回復基調を維持すれば、久しぶりの前年実績超が見えてくる。

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