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(2009/10/20)

ついにソフトバンクモバイルが参入
リングバックトーンはモバイル配信の救世主!?

「着うたフル」の牽引により好況だった音楽配信市場だが、今年に入って成長率が鈍化。09年上半期実績でモバイル配信全体のDL数量は96%、売上金額は98%と対前年同期比割れとなった。その中において、右肩上がりに市場を拡大している「リングバックトーン」にソフトバンクモバイルが参入。「着うたフル」に続くコンテンツへの成長が期待されている。

「リングバックトーン」とは、電話をかけた時に“プルルル……”と鳴る呼び出し音のこと。これを好きな音楽・音声に変更できるサービスとして、NTTドコモは03年に『メロディコール』、auは05年から『EZ待ちうた』という名称で「リングバックトーン」サービスを提供してきた。そして、今年8月末にようやくソフトバンクモバイルが同サービスを開始し、主要3事業者でサービスを利用できる環境が整った。

「リングバックトーン」市場規模は地道ではあるが、拡大基調にある。日本レコード協会の発表によると、09年上半期の「リングバックトーン」の売上実績は約48億円、前年同期比124%の成長を遂げた。同じく成長コンテンツであるPCダウンロード(シングルトラック+アルバム)の約46億円を上回る数字だ。

■違法コピーの影響を受けない「RBT」の魅力とは?

 コンテンツホルダーにとっても「リングバックトーン」の成長にはメリットがある。「着うた」「着うたフル」などのように端末側にコンテンツをダウンロードするのではなく、携帯電話事業者のシステム上にコンテンツを置く形となるため、違法コピー問題に悩まされることがない。また、端末に保存できないコンテンツを継続して利用する必要があることから、月額課金の料金制が受け入れられているというのも、安定収入が得られるという意味でメリットといえるだろう。

 だが一方で、着信音に近い位置付けゆえ、1曲の利用単価の多くが月額50〜100円程度と安価であることがウィークポイントだ。「リングバックトーン」は、相手によって複数の楽曲を“鳴り分け”させられることから、売上をアップさせるには、“鳴り分け”を活用したコミュニケーション手段を提示するなどしたプロモーションで、ユーザーにより多くの楽曲を登録してもらう必要がある。

 近年、「リングバックトーン」の登場により、携帯電話のコアユーザーである若年層の音表現が、不特定多数にアピールする着信音から、電話をかけてきた友達や知り合いだけにアピールできる「リングバックトーン」へと変化しつつあるという話も耳にするようになった。主要3事業者でサービスが利用可能となったことで、着信音コンテンツに代わってリングバックトーンが急拡大する可能性も高いと言えるのではないだろうか。

●有料音楽配信売上金額推移(06年以降)

(ORICON BiZ10月19日号より抜粋)

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