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(2009/10/06)

『戦国BASARA』が旅行業界も活性化

 ゲームに始まり、アニメやフィギュアなどの関連作も軒並み大ヒットしている『戦国BASARA』が、旅行業界にも好機をもたらしている。JTBグループの出版事業会社であるJTBパブリッシングでは、伊達政宗など同作で特に人気の高い5人の武将を切り口とした旅行ガイドブック「“戦国BASARA”武将巡礼」シリーズ5冊を9月に発行。若者を中心とした新たなユーザー層の開拓に成功しつつあるという。

 同シリーズの表紙には武将キャラクターのイラストがあしらわれ、それぞれのゆかりのスポットや現地の宿泊施設、ご当地グルメなどの情報はもちろん、武将の勢力図や対戦ストーリーなども盛り込み、『戦国BASARA』ファンの旅情を掻き立てるシリーズとなっている。

 旅行業界においても趣味や価値観の多様化による若者の旅行離れが叫ばれて久しい。しかしまったく旅行に興味がないというよりは、旅行に出る動機や旅先のどこにプライオリティを置くかが変わってきていることが大きいと、JTBパブリッシング営業部の山上定氏は分析する。

 近年、『涼宮ハルヒの憂鬱』における兵庫県西宮市など、人気アニメの舞台となった土地を多くの若者が訪れる現象が起きている。神奈川県箱根町が登場シーンを実在の土地と対比した「ヱヴァンゲリヲン 箱根補完マップ」を配布し、新たな観光客層の誘致に成功した例も記憶に新しい。

 さらに山上氏によると、一般の旅行者もまた嗜好が多様化・細分化し、定番の観光地を巡るだけの旅行ではもはや満足できない傾向にあり、最近では仏像や城など特定のテーマを立てたガイドブックが目立って動いているという。そこで同社では、“テーマで旅する京都カルチャーブック”と題した「たびカル」シリーズや、10代後半〜20代の“ハデかわ”嗜好の女性に向けたガイドブック「nicotavi」シリーズなどを刊行。いずれも好調な売れ行きをみせているという。

 旬のエンタメ・コンテンツやトレンドと絡めるなど、ターゲットとその嗜好の的を絞り、ピンポイントに訴求したことがヒットの勝因。「朝」に特化したレトルトカレーや缶コーヒー、あるいはOLに向けて「昼ハミガキ」を提唱した歯磨き粉など、用途やターゲットを絞り込んだ商品が好セールスを記録し、新たな需要を掘り起こしている昨今だが、旅行業界にもその流れが押し寄せているようだ。

戦国BASARA

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