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(2016/10/10)

人気キャラ イヤミ課長の「飽きさせない」工夫

木下ほうかが演じる「イヤミ課長」は、子どもや中高生女子にも人気を集めている/『痛快TV スカッとジャパン』(CX系・毎週月曜 19:57〜)MC:内村光良(ウッチャンナンチャン)
『痛快TV スカッとジャパン』主な人気キャラクター


 視聴者投稿を元にしたショートドラマから、実力派俳優による人気キャラクターやシリーズが続々登場している『痛快TV スカッとジャパン』(CX系)。LINEスタンプが登場し、子どもや中高生女子からも人気を集めているという「イヤミ課長」を演じる木下ほうかに話を聞いた。


■どうやって視聴者を飽きさせないクオリティを保つかが今のテーマ

 この番組には、コンセプトが決まったくらいの段階から関わっていて、今でもオンエアはすべてチェックし、他の役者さんのショートドラマでも、気付いたこ とは自分の撮影チームの監督に伝えています。

 出演オファーは、枠組みはバラエティで、視聴者からのネタを使った広い意味での再現ドラマだけど、クオリティの高い「ショートドラマ」にしたい。そのため、通常のドラマでも知られている俳優を中心にキャスティングしたいとのことでしたので、それならいつもどおり演技に専念するだけですから、出演に抵抗はありませんでした。ただ、最初にシナリオを読んだ時、演出がやや過剰でリアリティに欠けるのではないかと感じて、実は抵抗が少しあったんですよね。そういう、自分なりの意見は、初回からどんどん出していきました。
  
 もともと私がいただく役の9割方は嫌われ役か悪役なので、求められているキャラクター像はわかっていました。演技の手法は、基本的にそれらの役柄の延長線上のもの。でも実は間抜けだったり、最後にヘマをしたりとか、なるべくチャーミングなところやどこか笑える要素は残すように意識しています。

 番組に出演したことで、これまでに縁のなかったお子さんや女子中高生が話題にしてくれるのはとてもうれしいです。でもその一方、最近は“イヤミ課長的”な演技を他のドラマで期待されることもあり、少し考えることも。SNSなどで「何を見ても「イヤミ課長」だ」なんて書いてあると正直ゾッとします(笑)。好意的な意見が8割くらいの印象なので、イヤミ性ゼロの役もきちんと表現していかなければならないな、と強く思わされます。

 気を付けていることは、例えば、子どもさんに受けているからといって、決して子ども向けには作らないということ。どうやって視聴者を飽きさせないクオリティを保つかが今のテーマです。自分でも満足できる気に入った回があったりすると、その次をどうしようかとプレッシャーになりますが、そういう意味でも、通常のドラマと変わらず、番組をより良くするためには、という発想で真剣に取り組んでいます。良い刺激になっていますね。

きのした・ほうか/1964年生まれ。大阪府出身。80年、映画『ガキ帝国』のオーディションに合格し俳優デビュー。近年はドラマ、映画のみならずバラエティ番組でも活躍。劇場映画のプロデュース業や監督などにも意欲的に取り組む。『痛快TV スカッとジャパン』では初期から「イヤミ課長」で人気に。同キャラクターの決め台詞「はい、論破」は昨年の流行語大賞にノミネート。6月にはLINEスタンプ「イヤミ課長のはい!論破スタンプ」も発売された。10月17日からは月9ドラマ『カインとアベル』(CX)に出演。「イヤミ課長」とは真逆の体育会系熱血部長・団衛を演じる。

(コンフィデンス 16年10月10日号掲載)


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